ママにとってわからないことだらけの男児の情報にはアンテナを張っていても、同性である女の子のことは、つい考えるのを忘れがちではありませんか?

でも、女の子の中には、小学校の低学年、もっと早い子は幼稚園で初潮を迎えてしまい、想定外の事態に親子でパニック…、というケースもあるようです。

低年齢化? バラつく初経年齢

最近の子は初経(初潮)年齢が下がっているようなイメージがあります。

でも実際は今でもそれほど変わらず、12~13歳が最も多く、遅い場合で高校1・2年生ぐらい。
ただし、先述のように7~9歳で初経を迎える子も珍しくはないとか。

小学校低学年で初経が始まったり、乳房がふくらみ始めたり、陰毛やわき毛が生え始めたり…といった症状は「思春期早発症」と呼ばれ、思春期の進行を緩やかにするための治療が必要となります。

その場合、子どもに対して身体面だけでなく、精神的なフォローが大切になってきます。

月経がおこる理由やしくみ、大人になるまでの身体の変化、月経時の過ごし方などをわかりやすく説明できるようにしておくと、落ち着いて対応できるかもしれません。

初経年齢は人によってさまざまなので、過度に心配することはありませんが、高校3年生になって初経のない場合には、早めに婦人科を受診された方がいいようです。

月経痛はあまり我慢させないで! 婦人科受診やPMSのこと

思春期はホルモンの状態が不安定なため、初経から3年ぐらいの間は月経があったりなかったり、月経量や月経期間もまちまちな状態が続きます。

また、月経痛もいちばん激しい時期であり、ときには頭痛や腰痛、下痢、吐き気をともなうことも。

月経周期の安定とともに徐々におさまってきますが、もし痛みが強い場合には我慢せず、できることをした方がよさそう。