3歳には褒めるよりも、行動を認めてあげる
「いい子ね」「えらいわね」と、つい褒め言葉を使っていませんか?
女の子は、人の気持ちを察する能力が高い傾向があります。つまり、人からの評価や意見に強く影響を受けるわけです。間違った褒め方や叱り方をすれば、人からの評価を気にし過ぎる子どもになってしまいます。
竹内さんは「「いい子」「すごい」などという褒め言葉は子どもの成長に一番大切な、自己肯定感の確立をさまたげる要因となることがあります」と指摘します。
これらの言葉を使うママは多いですが、これは個人的な感覚によるもので普遍性がありません。そこで3歳の子どもが好ましい行動をしたときには、褒める言葉よりも、行動を認める言葉を使ってみるのです。
たとえば、お片付けができたときには、「えらいね」という褒め言葉ではなく、「きれいになったね」と認めます。
これに、ママの個人的な感情をつけ加えれば、さらに効果的とのこと。先ほどの例であれば、「きれいになったね。気持ちがいいわ」なんて伝えてみます。
褒め言葉ではなくても、子どもは自分のしたことを理解し、自分の行動がママに良い印象を与えたことがわかるはずです。
子育てに迷ったら“7秒間”抱きしめる
子育ては、驚きや戸惑いの連続ですよね。育児に自信が持てなかったり、不安になることもあるでしょう。子育てに迷ったときには、子どもを7秒抱きしめてみてください。
7秒という時間にも理由があり、竹内さんによると、「7秒以上抱きしめると、情緒を安定させ、幸せな気分になるホルモンが出てくる」とのこと。子どもが安心すると同時に、ママも幸せにもなれるのです。
さらに効果的なのは、抱きしめながら、「1、2、3……」とカウントすること。子どもからは「どうして数えるの?」と聞かれるでしょう。
そこで「幸せになれる魔法よ」などと教えてあげると、幸せになりたいときに「ぎゅっとして」と子どもから言ってくるようになるそうです。
1日に1回、子どもを抱きしめることを習慣化していきたいですね。
まとめ
どの親も、子どもの幸せを願っているもの。だからこそ、子どもが自分に自信を持ち、いきいきと育つ環境を作っていきたいですよね。
本書では、0歳から6歳までの女の子が、それぞれの年齢で気をつけるポイントが詳しく解説されています。
もちろん上記の行動は、ほんの一部をご紹介したにすぎません。『女の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方』は、女の子の本音を知り、ママがどのように対応すればよいのかを学べる一冊。
じっくり読んで、子育てに活かしてみてはいかがでしょうか。