2016年11月11日・12日に東京・Bunkamuraオーチャードホールにて上演される今年5月に他界した音楽家・冨田勲の追悼公演「ドクター・コッペリウス」で、共演する「初音ミク」がバレエのコスチュームに身を包んだ姿が披露されました。
同公演は、冨田勲が亡くなる1時間前まで創作に取り組んでいた作品で、バーチャルシンガー「初音ミク」と、バレエダンサー、オーケストラ、シンセサイザーがコラボレーションしたスペース・バレエ・シンフォニー。
3DCGとバレエダンサーが交わる立体映像装置が導入され、空中に浮かぶ「初音ミク」が、人間のダンサーとバレエを踊ります。
10月26日に、東京四谷・JFICホール[さくら]にて制作発表記者会見が行なわれ、国際交流基金理事長の安藤裕康、指揮の渡邊一正、振付の辻本知彦、演出のことぶき光、音楽ライターの前島秀国、そして冨田勲の息子である冨田勝の5人が登壇。本作のティザー映像も披露され、70〜80年代に冨田がオープンリール・テープに残していた秘蔵音源が見つかったことも伝えられ、本公演にも使用されることが明らかにされました。
冨田勲追悼特別公演「ドクター・コッペリウス」開催概要
日時:2016年11月11日(金)開場18:00 / 開演19:00
2016年11月12日(土)開場12:30 / 開演13:30
2016年11月12日(土)開場17:00 / 開演18:00
会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
曲目:第1部:『イーハトーヴ交響曲』「惑星 Planets Live Dub Mix」
第2部:『ドクター・コッペリウス』
キャスト:
■第1部『イーハトーヴ交響曲』
作曲:冨田勲
指揮:渡邊一正
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
バーチャル・シンガー:初音ミク
出演:シンフォニーヒルズ少年少女合唱団、イーハトーヴ合唱団
「惑星 Planets Live Dub Mix」
Dub Mix: エイドリアン・シャーウッド
■第2部 スペース・バレエ・シンフォニー『ドクター・コッペリウス』
制作・ストーリー原案:冨田勲
リアルタイム3D映像投射技術:クリプトン・フューチャー・メディア
エレクトロニクス:ことぶき光
振付:辻本知彦
出演:初音ミク、風間無限
指揮:渡辺一正
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
チケット:S席¥10,000 A席¥8,500(全席指定) ※未就学児童入場不可