3: 不器用な男性ほど“俺通信”に頼りがち

ですが、送られる女性にとっては、男性の気持ちはなかなか届かないもの。

「ただの暇つぶし?」「何が目的なの?」と、どうして自分なのか考えますよね。

もし、送ってくるのが好きな男性なら、そのまま会話を楽しむのが自然な流れです。“俺通信”は誰にでも送るものではなく、自分に興味を持ってほしい人に「仲良くなりたい」と届けているサイン。

好意を持ってくれているのなら、“俺通信”ではなく普通に話しかけてくれればいいのに、と思いますが、不器用な男性ほど正面から女性と向き合って「ダサい自分」「かっこ悪い自分」を知られるのを恐れます。

「今日はどんな一日だった?」と訊けるような気軽さが持てないので、自分について話すことで反応がほしい、会話を楽しみたいと思うのですね。

たとえば、「今日のお昼はこれを食べたんだ」と食事の写真を送るときは、「あなたはどんなランチだったの?」という気持ちが込められています。

自分にも打ち明けてもらうことで、心の距離を縮めたい、もっとお互いのことを知っていきたい。そんな願いを男性は持っています。

4: できれば“俺通信”を卒業したい

そして、“俺通信”を送る男性の本音はもうひとつ、

「できれば一方通行なやり取りは卒業して、女性からも連絡をもらえるような仲になりたい」

というものがあります。

自分から送らないと会話ができないから“俺通信”になるのであって、目的は女性と親しくなることです。

毎日LINEを送ることは、男性にとっても勇気がいること。途中で既読スルーになったり、未読が続いたりする恐れももちろん考えていて、それでも「一方的に送っていれば、自分がやめるだけで済む」と受ける痛みを最小限に抑えるのが“俺通信”でもあります。

やり取りの先に望むのは、自然と連絡しあえるような距離感。あなたがもしそんな関係を望むときは、自分からも今日の出来事などを送ってみてください。

「“俺通信”でなくても女性から連絡が来る」ことがわかれば、男性はリラックスしていろいろな話題を楽しめるようになります。

女性だって、何とも思わない相手に毎日自分のことを報告するLINEなんて送りませんよね。

でも、何とかして会話のきっかけがほしいとき、先に自分のことを話して相手からの反応を待つって、ありませんか?

男性の“俺通信”も同じ。自分に興味を持ってもらいたいからこそ、その取り掛かりとして毎日のLINEがあります。

もし関心がないのなら、そっと既読スルーで終わらせることもできるけれど、気になる男性からの場合は、不器用な好意のあらわれだと思ってくださいね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line