小林 ただ、その中で安全性は重要です。これはほとんど経験になりますが、子どもたちを見ていると走り出すタイミングやカメラに向かっていく瞬間が何となくわかってきます。
何かに興味を持ったら近づくのが子どもですから、ソワソワしている子がどこにいるかを把握しておいて、動いた瞬間にすっと行くようにしていました。
横山 基本、僕と歌のお姉さんは歌っています。歌を止めてしまうと全体の流れが止まってしまうので、僕らは手の届く範囲しかフォローできません。
僕らの手の届かない範囲で起きてしまった時は、よしお兄さんやりさお姉さんがカメラの有無に関係なくフォローしてくれました。逆に体操の時間は、他の3人で常にフォロー。
言葉でのフォローができないので、それはもう阿吽の呼吸で。みんなで感じあって支えあいながら収録をしていましたね。
お兄さん交代時の引き継ぎは?
横山 引き継ぎはないんです。
小林 自分で考え、先輩がやっていることを見て学んでいく、そして基本的には自分で考えて行動をとると。
横山 そうですね、僕が入ったときもよしお兄さんから「ここはこう! 」など、強制されるものは何もありませんでした。
むしろ「自由にやっていいんだよ。何かあった時は僕らがフォローするから」と。よしお兄さんもまゆお姉さんも「2人で思ったことをやってごらん」と言ってくださいました。
だからこそ「こうあるべきだ」と決め過ぎず、例えば「僕らの時はこうだったよ」と後輩に言ったとしても、それが正しいやり方かどうかは、本人が見つけるものじゃないかなと僕は思いますね。
あつこお姉さんとの歌唱は?
横山 今回は『シェイクシェイクげんき!』をあつこお姉さんと一緒に歌いました。
僕が歌のお兄さんとしてあつこお姉さんと一緒に歌った歌を、僕の卒業後、ゆういちろうお兄さんとあつこお姉さんが一緒に歌って、今回、また僕とあつこお姉さんが歌う。
今までとは違うだろうなと撮影前からドキドキしていましたが、あつこお姉さんがパワーアップしていて! 頼もしさを感じましたね。