小林 体操はやる人によってカラーが変わってきます。
私が体操のお兄さんとして意識しているのは「よりクリアに、はっきりと、わかりやすく」ということ。また、体操をより楽しく伝えたいので、ちょっとした余白に面白さを見つけて、自分なりに表現していますね。
なので『からだ☆ダンダン』も、誠お兄さん・杏月お姉さん独自の表現をしていると思います。
横山 歌のコーナーでの思い出は山のようにありますが、番組内に登場するコーナーのインパクトも凄くありますね。すりかえかめんもそうですし、かぞえてんぐも。
スタジオ収録は何が起こるかわかりません。
かぞえてんぐは、いつも鼻から何か出てくるのですが、クリスマスツリーがでてくる回で、ツリーの先っちょに何かがついていて(笑)
かぞえてんぐも相当慌てて、笑いをこらえきれなかったとか、そういうプチアクシデントもあったそうです。
すりかえかめんの収録も大体子どもが正解して終わるのですが、正解しない時もあるんですよ。
「これマジか! ? 」と思うくらいシーンとして「これどうなっちゃうの! ? 」とドキドキしました。
すりかえかめんとの思い出は?
横山 すりかえかめんには、いろんな場所でイタズラされて、いつも怒るんですけど、なんだかんだ許しちゃう。本当にいたずらっ子。
ただそんな関係がずっと続いているので、僕にとって大切な存在ですね。
小林 私は大親友というか、古くからの、なんだろう(笑)
横山 今回の映画では、すりかえかめんとすりかえお嬢に、より一層、人間味を感じました。
楽しくなって、感情が溢れて何かやっちゃう、そういういたずらっ子な瞬間が子どもと似ているとも思いました。
かまってほしい気持ちがあるのかなと愛らしいですよね。
ただ、僕は相当すりえかえられてますけどね(笑)1年目からたくみお姉さんとすり替かえられたり、音楽博士にされたり。
子どもとの関わりで気にかけていたことは?
小林 常に心がけていたのは、自分も子どもたちと楽しむこと。子どもに教えるのではなく、その空間を共有する、同じ方向を向いて楽しむことを意識していましたね。