©2016『君の名は。』製作委員会
アニメ監督・新海誠による大ヒット作『君の名は。』が全米公開に向けて動き出しました。映画『シン・ゴジラ』の北米配給を手がけたファニメーションが権利を取得して、2017年の公開を目標に準備が進められていると、公式サイトおよびFacebookにて明らかにされています。
海外の大手アニメメディア「Anime News Network」によれば、2016年12月2日から8日までの1週間、ロサンゼルスにて期間限定の先行公開も予定されているそう。急ピッチでスケジュールを早め、期間限定公開に踏み切る背景には「アカデミー賞」の長編アニメ映画賞を狙って、選出条件である「前年に特定地域で上映された映画」を満たすためではと伝えています。
©2016『君の名は。』製作委員会
ファニメーションの作品紹介ページによれば、北米版「君の名は。(英題:your name.)」は、英語音声と英語字幕が用意されるとのこと。
日本のアニメ作品が英語字幕つきで配給されることは珍しくなくなってきましたが、吹き替えも用意されるのはまだまだ少なく、北米チームの本気ぶりがうかがえますね。
日本では邦画全体の歴代興行収入ランキングでTOP5入りを果たすほどの大ヒットを記録している『君の名は。』は、先日公開がスタートした台湾のほか、11月中旬にイギリスなど、今後は海外向けの展開があわただしくなりそうです。
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