子育てに奮闘中のママにとって、誰よりも頼れる味方であるはずの夫が「まったく育児に協力してくれない」と嘆く人も少なくありません。「協力が足りない」と思うママも多いでしょう。
我が子を抱いたその日から、同時に父と母になったふたりなのに、どうしてママだけ子育てへの負担が大きいと感じてしまうのでしょう。
きょうはそんな「もっともっと子育てに参加してほしい!」というママのために、パパを改革するための情報をまとめてみました。
パパに大満足しているママは1割しかいないと判明
まず、子育ての鍵はパパ育てにあるのかもしれません。
子育てにおける互いへの満足度は、ママとパパの間に大きな差があると「パパの子育てに大満足なママは1割!? 身近な人への"育児のイライラ"を解消する方法」で紹介されています。
第一生命経済研究所が発表した「父親の子育てに関する調査」では、「母親の子育てに満足している」という父親は、「かなり満足している」(22.3%)と「ある程度満足している」(59.4%)を合わせて81.7%となり、多くのパパがママの子育てに満足しているという結果に。
一方、母親は「父親の子育てにかなり満足している」という人が9.4%、「ある程度満足している」(53.5%)となり、62.9%はパパの子育てに満足という結果に。
イクメンなんて言葉が定着してきたこともあり、パパの育児参加率も高そうですね。でも、やはり考え方ややり方の違いなどもあり、大満足とはいかないのがママの本音なのでは。パパへの思いを満足させるためには対策をとっていく必要がありそうです。
家事育児のシェア状況を「見える化」してみよう!
「“パパ教育”に使うべき、家事育児シェア「見える化」シート活用方法」では、家事育児の分担表を作り、現状を可視化して話し合うという方法をオススメしています。
家事育児シェア状況の「見える化」については、ネットでもいろんな方がアイデアを出しています。ここでは筆者のヤマサキ家で作ってみた「見える化」シートを紹介してみます。
まず、縦に2本の線を引き、用紙を3分割します。それぞれ「ほとんどパパ担当」「半々(シェアできている)」「ほとんどママ担当」と書きます。
「90%はママ担当」なら右端に、「3分の2くらいママ担当かな」というような場合は、担当している割合に応じて、左右に調整して書き込んでもいいでしょう。
「見える化」はまさに現状を可視化する仕組みです。これを活用することは感情的に怒りをぶつけるより効果的です。ママ自身の頭の整理にもなり、冷静に伝えやすくするツールにもなります。
まずはパパと話す前にシートをじっくり見て、「どの項目をシェアしたいか」「どの項目ならパパが担当できるか」考えておきましょう。「ここ、ちょっとやってくれないかな?」と具体的に示せるようにしておくと効果的です。