2.「お互いの弱点をカバーしあえる」関係が居心地がよくて

「今の彼女とは、もう3年ほど交際が続いていました。

俺は忘れっぽくてあれこれ計画するのが苦手なんだけど、彼女は何でもしっかり調べて計画を立てるのが得意で、デートのときなんかいつも感謝していました。

でも、彼女は疲れると不機嫌になって黙り込むクセがあって、逆に俺は何でものんびり構えるからかそんな彼女をなだめることも平気で、ケンカすることなく過ごせるのが好きで。

元カノは『交際は男がリードするもの』って考えの人だったから結構しんどかったのですが、彼女は俺の欠点を受け入れてくれるし俺も役に立てるし、ストレスがないんですよね。

弱点をカバーしあえる関係というか、無理しなくていいのが居心地がいいんだなと思います。

先日やっとプロポーズしたのですが、そのときも『私たちなら何でも協力していけるね』と笑顔で答えてくれて、この人が彼女で本当に良かったなと思いましたね」(32歳/配送)

まず、自分の弱点を知っていることも重要なのですが、それをカバーしてくれることのありがたさをこちらの男性は話していました。

「責めないし、お互いの弱点がわかっている」お付き合いは、助け合うことを当たり前にできます。

どちらかの負担を当然とするのではなく、カバーしあうのが居心地がいい。

その実感こそ、ふたりの相性が最高であることの証ではないでしょうか。

3.ケンカではなく話し合いができるから

「俺はあまり恋愛経験がなくて、お付き合いした女性もこれまで二人しかいません。

どちらの女性も、俺が頼りないとか楽しくないとか、そんな理由でケンカになって別れています。

俺としては一生懸命やっているつもりなんだけど、たぶん言葉が足りないんですよね。

それで、今の彼女にはちゃんと気持ちとか伝えていこうと俺なりに頑張っていて。

でも、経験が足りないせいか女性の気持ちがわからなくてやっぱりつまずくことも多くて、そんなときでもケンカじゃなくて話し合ってくれるのが彼女です。

どうしてそう思ったのか、とか俺の気持ちを聞いてくれるし、どうしてくれたらうれしいのかも言ってくれるので、すごく安心します。

今までケンカ別れしか経験していないのですが、彼女とは一度もそんな気は起こらず、もうこの人を逃したら二度と幸せな恋愛はできないな、と思ってプロポーズしました」(35歳/公務員)

ケンカはお互いの理解を深める機会になる一方で、ただ衝突して終わるような内容だと、男性は自信をなくしてしまいます。

そんな自分を変えようと努力している男性ですが、その気持ちを汲んで応えてくれる彼女の姿がほかの女性には感じなかった安心感を呼び、「この人しかいない」と思うのですね。

コミュニケーションを諦めない姿勢は、ふたりの関係を前向きに育てるために欠かせません。

それを一緒にできる女性という実感が、男性に結婚を決意させます。

結婚は、男性にとっても人生の一大事であり、決して軽々しく決められるものではありません。

だからこそ、「この人しかいない!」と思える相手は自然と結婚という未来を考えるのであり、プロポーズする勇気を持てます。

男性が実感するのは、何より「一緒にいれば前向きな気持ちになれる」こと。

それは決して当たり前ではないことをそれまでのお付き合いで知っているので、とても重要視するのですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line