私は探偵事務所の所長として、たくさんの素行・浮気調査を手がけています。
当然いろいろな事情を抱えた依頼者が訪れるのですが、女性と男性では「パートナーの嘘に気づいた経緯」がちょっと違うように感じられます。
わりと女性は直感的に嘘を見抜くのですが、男性はある程度の確証をもって、ときには自分自身でシッポをつかんでから探偵へ調査依頼にくるのです。
では、男性はどんな行動で「女性の嘘」を探っているのか?
ちょっとスパイじみた事例を紹介しましょう。
1.SNSから怪しい行動や浮気相手を見つけ出す
男性ならではの根気とITスキルを生かして、写真や文章を手軽に投稿できるSNSから、パートナーの怪しい行動をつかむことがあります。
たとえばインスタグラム。写真をアップすると「フォトマップ」機能で位置情報が追加されます。
同じようにFacebookの「メッセンジャー」を使っても位置情報が記録されます(ON/OFF切り替え可能)。
これらを調べていけば、パートナーがある特定の日時に、ラブホテル街など怪しいところにいたかどうか把握することも不可能ではありません。
また、パートナーのTwitterアカウントの「フォロワー」一覧から、似たような写真やツイート内容を探すことで浮気を見破ることもあります。
同じタイミングで同じような投稿をしているユーザーがいれば、パートナーと一緒に行動していた可能性があると見なせるからです。
たくさんのフォロワーから怪しいとにらんだ相手を総当たりで探すため、とても根気が必要な作業になってきます。
女性なら「そこまで調べるはずはない」と思うようなことでも、男性は調べあげてしまうことがあるようです。
2.スマホのロックをこじ開け、証拠を保存する
誕生日などからスマホのパスワードを推測してロックを解除することは珍しくないので、女性依頼者にもしばしば見られます。
しかし男性はさらに、画像やメールの内容をパソコンにコピーする「浮気の証拠保全」にまで気が回る傾向があります。
すぐカッとなって問い詰めたりはせず、相手がシラを切ったときのため、夫婦なら離婚調停になったときのために間接的な証拠を持っておこうという考え方ですね。
そこに探偵が撮影した直接の証拠が加われば、女性の側は言い逃れができなくなるでしょう。