家族みんなで遊びながら自由に読むのがオススメ

——初めての絵本としてこの本を選ばれるママもいると思います。赤ちゃんに初めて絵本を読んであげるときのポイントはありますか?

せっかく読んであげているのに、反応がないとママもめげますよね。

そういうときは、いったん絵本を閉じて、そう、いないいないばあの要領で、「ジャ〜ン!」とか、「ピヨーン!」ってどこのページでもいいので開いて見せるのはどうでしょうか?

——『だっだぁー』や『だっころりん』のように、擬音語がたくさん出てくる絵本をどのように読んだらいいか迷ってしまうママや、読み聞かせに慣れていないパパにアドバイスがありましたらお教えください。

ストーリーもなくて擬音語ばっかりの絵本は、読んであげたらなぜか赤ちゃんが喜ぶので、パパもママもだんだん熱が入って家族で抱腹絶倒に!なんてこともあるみたいですよ。

書いてある文字どおりに読まなくてもいいんです。喜ぶ赤ちゃんを前にしたら、自然とアドリブが飛び出すかもしれませんね。

『だっころりん』の面白い音やリズムに、いつの間にかママやパパも夢中になってしまうはず。慣れてきたら、宇宙人やオペラ歌手など色々な役になりきって読んであげるのもおすすめだそう。

また、後半になるにつれ、ゆったりとしたリズムになっているので、おやすみの前にもぴったりです。

赤ちゃんをゆらゆら抱っこしながら、あたたかい時間を過ごしてください。

ライター。音楽系の出版社で6年間勤務した後、かねてからの目標であったアメリカでの短期留学を果たし、現地でフリーペーパー制作のボランティアを行う。帰国後は、実用書を扱う出版社にて女性エッセイや心理本などの編集を担当。その後、ライターとしての活動を始める。北欧のヴィンテージ食器が好き。