一生食べるのに困らない人間になるためには、その道の「プロ」になることが先決だと昔から言われています。

「プロ」とは、業界や団体により考え方は違いますが、一般的には「プロスキル」を身に付けるには、10年という年月が必要であると考えられていますが、24時間365日ずっとそれに没頭することは不可能でしょう。

では、トータル何時間その道を突き進めばプロスキルが身に付くのか。

一般的には、10,000時間だと言われています。

そんな気の遠くなるような時間を使い、プロスキルを身に付けても、今後は一生食べていけないと言われていますが、それはなぜでしょうか。

今回は、堀場英雄著、書籍『「プチスキル」をかけ合わせて「レア人材」になる 一生食える「強み」のつくり方』を参考に、プロスキルではない何を身に付ければ、今後食べていける強みのある大人になることができるのかをお伝えしようと思います。

是非、大切なお子さんの将来のために参考にしてください。

プロスキルを身に付けることへの問題点とは

先程もお伝えしたように、プロスキルの習得には10,000時間が必要だと言われています。

10,000時間と言われても、どれくらいの時間を要するのか分からないため、具体的にイメージしやすく説明すると、平日5日で14時間確保ができて週20時間となります。

それを1年続けて、やっと1,000時間です。

そのペースを10年続ければ、トータル10,000時間となります。

10年というと、ちょうど中学入学~大学卒業までの年月と同じですが、その間ずっと14時間のペースを保つことが出来るでしょうか。

よっぽどの強い志を持った人なら不可能ではないかもしれませんが、普通の人が1つのことを10年続けることはかなり難しいでしょう。

飽きて途中で辞めたり、挫折して辞めたりというのが一般的な道ではないでしょうか。

このように、プロスキルを身に付けることへの問題点は「続かない」ということですが、もう1つ、プロスキルを身に付けることに対する問題点があげられています。

それは、「プロスキルは突然死する」ということです。