例えば、その場ですぐに写真を撮って、簡単瞬時にネット上でシェアしたいというニーズがあったとします。
それに対して、写真の画素数を高くするプロ技術は必要ありません。
それよりも、簡単な操作ですぐにネットにアップできるアプリが搭載されている携帯電話を開発できた方がニーズにマッチしていると言えます。
「携帯電話機能」×「カメラ」×「アプリ」というプチスキルを組み合わせられる人材が「レア人材」となるのです。
つまり、1つの奥深いプロスキルだけを持ち合わせるのではなく、2.5年で習得できる「プチスキル」を組み合わせられる「レア人材」こそが、今後一生食べていくことができる強みのある大人になれるということですね。
「プチスキル」の身に付け方とは
では実際にプチスキルの身に付け方についてですが、プチスキルを身に付けるための時間については、2,500時間、2.5年だということは、先ほどもお伝えしました。
そして、プチスキルを身に付けるためには3ステップを踏み、それぞれの段階で考え実行することが大切だと言われています。
その3ステップとは、
- 選ぶ (どの仕事を選び、その仕事でどう戦うのか)
- 学ぶ (短時間で新しいスキルを習得するためのノウハウを身に付ける)
- 試す (選んで学んだスキルをとにかく実践してみる)
ですが、まず重要なのは「選ぶ」です。
どんな仕事を選ぶかは重要ですよね。
興味のある分野でなければ続きませんし、選んだ仕事に将来性がなければ食べていくための仕事としては選択する意味がありません。
そして、最も重要なのが「試す」です。
試していると失敗という壁にぶつかりますが、その失敗ということにどううまく付き合い、壁を乗り越えるのか、その過程が大切だと言われています。
このように、やみくもに取り組むのではなく、3ステップを踏みながらそれぞれの段階でちゃんと考え進めていくことが必要です。
各ステップには、プチスキルを身に付け、組み合わせができるレア人材になるための重要な意味があるのです。
あなたの大切なお子さんが、今後一生食べていける強みのある大人になるために、プロスキルではなく、複数の「プチスキル」を身に付けるということも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
お子様の明るい未来のために、「プチスキル」という概念がお役に立てれば幸いです。