5.座布団は勧められてから座る

座布団が用意されていても、いきなりそこにどっかりと座ってはいけません。家の人に「どうぞ」と勧められてから座ります。

フォーマルな作法としては、まずは一度、畳の上に座り「本日はお招きいただきありがとうございます」などと挨拶を述べます。

その後、家人のすすめの後に「それでは失礼します」と言葉を添えてから座布団をあてるのがマナーです。

子供にあらかじめ教えておくべき、お家訪問のマナー

子供のマナーは、日常な両親の行動がそのまま反映されます。子供に教えておくと同時に、自分自身も日頃から、きちんとした挨拶や言葉遣い、丁寧な所作を心がけましょう。

1.身体の向きに注意!脱いだ靴のそろえ方

玄関にから部屋にあがるときには、正面を向いたまま靴を脱ぎます。

あらかじめ靴の向きを玄関側に向けようと、家の人にお尻を向けた状態で靴を脱ごうとする人がいますが、これはNG。

一度あがったあとにくるりと向き直り、靴の向きが出船の方向になるようにして、そろえます。そろえた靴は、下駄箱に近い端のほうに置くとよいでしょう。

2.挨拶の意味まで伝え、はっきり言わせる

お部屋にあがるときの「おじゃまします」、食べ物や飲み物を出してもらったときの「いただきます」、飲食後の「ごちそうさまでした」、何かいただいたときの「ありがとうございます」、帰るときの「おじゃましました」。

こうした挨拶の基本フレーズを、どんな気持ちがこめられた言葉なのか、その”意味”とともにしっかり教えておきましょう。

なかには照れてしまい、口のなかでもごもごと言ってしまう子供もいます。子供自身は「言ったつもり」でも、相手に聞こえないと、せっかくの気持ちが伝わらないことも教え、はっきりと言わせることも、ポイントです。