3.“お年玉”をいただいたときの注意点

子供にとってお正月の楽しみといえば、お年玉。

いただく側にもマナーが必要です。きちんとお礼を言わせることはもちろん、子供の年齢が低いと、意味がわからず、もらったその場で袋を開けてしまうことがあります。

訪問時は、子供用のバッグなどを用意し「きちんとしまっておこうね」などと促しましょう。

お年玉袋を持ったまま、うろうろと歩きまわったり、子供がどこかに置き忘れたりすることも防げます。

4.辞去の挨拶は、片付けの時間も想定して

辞去の挨拶は、訪問側から切り出すのがマナーです。

相手の生活スタイルを推しはかり、頃合いを見計らって「すっかり長居をしてしまいました。そろそろ失礼いたします」「楽しくて、つい話しこんでしまいました。そろそろお暇いたします」などと申し出ましょう。

帰る前には、子供が遊んだおもちゃを片付ける時間も念頭に入れ、少し早めに切り出すとよいでしょう。

また、ママ友宅なら、出してもらったお茶やコーヒーなどのカップ類は、一か所にまとめておけばOKです。

夫の実家など、家事手伝いをする機会のある家ならキッチンに持っていくのもありですが、友人宅の場合、そこまですると相手に気をつかわせてしまいます。

以上、お宅訪問のマナーでした。ぜひ、日頃から子供に伝えておくとともに、年末年始の交流を楽しんでくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。