「子どもが離乳食をなかなか食べない」「好き嫌いが多い」などという悩みを持つママは多いもの。毎日手をかけて離乳食を作っているのに、全く食べてくれないとがっかりしてしまいますよね。

そんなママたちに是非実践してもらいたいのが「手づかみ食べ」!

埼玉県にあるどんぐり・どんぐりっこ保育園では独自の「手づかみ食べ」の方法を取り入れており、子どもたちの食べっぷりには親もびっくりするほどだそう。いったいどんな方法を取り入れているのでしょうか?

この保育園の初代園長であり、書籍『子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか?』の著者、清水フサ子さんにインタビューし、家庭で手づかみ食べを取り入れるコツについて伺いました。

 赤ちゃんの手づかみ食べは、まさに知的活動!

どんぐり・どんぐりっこ保育園では生後7ヶ月頃から少しずつ手づかみ食べを始めているそうです。

そもそも「手づかみ食べ」というと、「子どもが食べ物をぐちゃぐちゃにするのではないか」「上手く食べられないのではないか」と考える人もいるかもしれません。

しかし、手づかみ食べは子どもの意欲を引き出し、自立心を育むために大切なステップ。

生後10ヶ月頃になり、「自分でやる!」という意識が強くなっていくなかで、「汚れるからダメ!」「食べ方が下手だからママが食べさせてあげる」などと否定すると、子どもの中の自己肯定感が下がってしまうというのです。

それに、手指は突き出た大脳といわれるほど、脳の発達に重要な部分だといいます。

赤ちゃんの手づかみ食べは、まさに知的活動といえるもの。時期がくれば汚さず食べられるようになるので、それまでは見守ってあげるという姿勢が大切だといいます。