仕事と家庭にかけるエネルギー配分
この調査で、回答者の男性陣が彼パパに大きな影響を受けたこととして挙がったのが、仕事に対する姿勢です。
夫のワークスタイルは一家の暮らし全体を左右することになりますから、彼が感化を受けている彼パパの働きかたも注視してみましょう。
お金を稼ぐということは、自身の能力や存在価値に対するプライドとつながっているもの。
仕事に誇りと熱意を持って取り組むお父さんをお手本として育った彼は、同じように仕事に誇りを感じ真剣に打ちこむ傾向があるでしょう。
その分、家事や子どものことは妻にまかせっきり……といった行動まで、似てくる可能性もアリ。
仕事仲間との飲み会を重視する男性、というのも多いですね。
ほろ酔いのお父さんを見慣れていれば、彼も仕事帰りに仲間と一杯やってくるのが当たり前、という感覚があって帰宅が遅いかもしれません。
そうかと思えば、明らかに仕事より家庭重視の彼パパもいます。
家族と過ごすことを何よりも大切にする、そんな環境で育った彼の将来は、週末ごとにやたらとキャンプやバーベキューをしたがる夫かも!?
夫が仕事と家庭にかけるエネルギー配分を妻が理解できると、家庭生活はうまく回っていきます。
彼パパのやりかたを知ることで、彼が将来どのような姿勢で生きようとしているのか、イメージがわきやすくなるでしょう。
金銭感覚
お金と暮らしは、切っても切れない関係にあります。
彼パパのお金の使いかたは、彼の金銭感覚にも多大な影響を及ぼしていますから、いつ、何にどのくらいのお金をかけるかを観察できると、とても参考になるでしょう。
ここで言いたいのは、チェックポイントは彼の家の財産ではなく、お金の使いかただということ。
たとえお金があっても、額を気にせず何でもカード払いにしてしまうような感覚は危険であり、彼がそういう感覚に慣らされていないかを知りたいわけです。
節約は美徳ですが、ケチすぎても夫婦愛が冷めてしまうこともあります。
用もないのにコンビニに寄るような「無駄遣い」はしないけれど、妻の喜ぶ顔を見たいから記念日には「プチ贅沢」するなど、ここぞというところにだけお金をかける習慣があると、夫婦仲は円満になりやすいです。
そういう彼パパスタイルを尊敬しながら成長してきた彼となら、しあわせ夫婦を目指せそうですね。
フランスの文豪ゾラは、人間の行動が環境と遺伝に支配されている、という考えに基づいた小説を数多く遺しました。
読むたび、人が育った家庭から受ける影響は根の深いものがあるなぁと感じます。
彼と彼パパの共通点がわかってくると、「彼はどんな旦那さまになるかな。どんな夫婦生活を送ることになるのかな」といった未来予想図が浮かんでくるはずです。
そのとき視えたヴィジョンを、ぜひ参考にしていただければと思います。