8. スマイルエクササイズで心をやわらかくする

とっておきの笑顔に、人は心をつかまれるもの。

とくに笑顔は相手にポジティブな印象を与える重要な要素です。

ただし、自分では笑顔のつもりでも、相手から見るとあまり笑っていない、なんて可能性も。

見る人に「いいな」「素敵だな」と思われるのは、口角が上がっていて上の歯が見え目も笑っている、そんな笑顔です。

及川さんは割り箸をくわえて口角を上げる、鏡の前で上の歯を見せて笑う練習をする、マスクをして目尻を下げる……などの「スマイルエクササイズ」を勧めています。

これなら自宅の鏡の前でできますね。

9. 常に正しい姿勢で過ごす

一般的に顔は左右対称に近いほど、見る人に安心感を与えるといわれます。

一分の歪みもない人はいませんが、できる限り左右対称に近づけるのが理想。

それにしても、顔の歪みはそもそもなぜ生じるのでしょうか。

それは股関節の開きによる、と及川さん。

猫背や脚を組んで座る、肩を前方に落としてパソコンを使う、などが理由で股関節は開いてしまいます。

ただし、姿勢に気をつけ、常に背筋をぴんと伸ばすなど、正しい姿勢を心がけることで股関節の開きは食い止められます。

10. 人を大切にする

人の顔を見るとき、パーツや全体の雰囲気だけではなく、表情にも着目しますよね。

及川さんは、人相の悪い人は自分の行いがブーメランのように返ってきて、自分の顔に張り付いていると例をあげます。

だからこそ、愛を持って人に接する、つまりは人を大切にして生きると、自分も大切にされて幸せになり、結果的にいい感じの顔になるわけです。

メイクやスキンケア、習慣も欠かせませんが、人を大切にするという基本に立ち返ってみてください。

 

どれも今日からできることばかり。

なりたい顔になって、第一印象を劇的に良くしたい方は、上記の10の心得を試してみてくださいね。

 

参照:『顔を見れば9割わかる』(著:及川尚輔)

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。