ひらがなをある程度、読み書きできるようにしておく
自分の名前も読み書きできないで入学すると、結構子どもがしんどい思いをします。
「文字の読み書きなんて義務教育が始まってから教わればいい」と思っているのは、ちょっと昔の考えかもしれません。
昭和40年代に小学校入学を迎えた人の記憶。ひらがなは入学後、学校の先生が丁寧に教えてくれましたよね。
時代錯誤のお祖父ちゃん、お祖母ちゃんから「私が子どもだった頃は、小さいうちからそんなに勉強させられなかった。可哀想に」と言われてしまうかもしれません。
でも、今は時代が全く違います。ひらがな46文字を知らないで入学してくる子どもはほんの一握り。
もちろん、小学校1年生から義務教育がスタートしますから「ひらがな指導」を飛ばされることはありません。でも、担任の先生はクラスのほとんどの子どもが読み書き出来ていれば、凄いスピードで進めてしまいます。
実際、文字が読めることを前提に、入学式当日は1年生のクラスの黒板には「入学おめでとう」の文字が書かれ、下駄箱に子どもの名前が貼ってあります。
幼稚園・保育園時代のように、チューリップや星のシールで「あなたのマークはお花ですよ、お星様ですよ」と教えてはくれません。
何が書いてあるかわからず、文字が読めない子は下駄箱の前をウロウロすることになってしまうかもしれません。
また、最初のうちは持ち物などプリントで配られますが、クラスのほとんどの子が書けると先生は黒板に書いたものを連絡帳に写すように指示します。
もし、今、通わせている幼稚園や保育園がまったくひらがなの指導をしてくれていないのであれば、家庭でママが頑張って教えましょう。
もし、4月から年長さんで、入学まで1年あったら年間50週くらいはあります。ひらがなは全部でたった46文字です。1週間に1文字のゆっくりしたペースで教えていきましょう。