3: 結果ばかりをほめてしまう
例えば子どもがテストで100点を取ってきた時、どのようなほめ方をするでしょうか?多くの人が「100点を取ってすごいね!」。そうほめるのではないでしょうか?
ママとしては「(たくさん勉強したから)100点を取ってすごいね!」という意味で言った言葉でも、子どもは、100点という結果をほめられているように受け取ってしまいます。
結果のみをほめられていると、子どもはほめられることを目標に行動するようになってしまいます。出典(『中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること』著・村上綾一)
そう村上さんは語ります。
子どもをほめる場合は、努力したプロセスを具体的にほめることが大切なのだそう。
「いつもよりもたくさんのページを勉強していたから100点が取れたんだね!」など、実際に子どもがその結果を得るために行なった、いつもと違うことを見つけて評価してあげましょう。
努力をしっかり見ていてくれて、ほめてくれることで、子どもは次のステップへ向かって努力することへのやる気が湧いてくるのだそうです。
4: 子どもに対して否定的な言動をしてしまう
否定的な言葉が口癖になっている人は案外多いのだそうです。
ママ自身が気がついていなくても、ふとした瞬間に「また間違えたの?」「どうせ無理でしょ」など、子どもに否定的な言葉を投げかけているかもしれません。
親のこういった口癖は子どもの自己肯定感を低くしてしまう原因になるのだそう。
また否定的な感情を表すものとして「ため息」があります。
親がため息をつくと子どもはとても切なく、つらい思いをします。ため息は、聞かせた分だけ心の余裕を削ぎ取るといわれています。出典(『中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること』著・村上綾一)
そう村上さんが言うように、親のマイナス感情を表す言動によって、子どもはどんどん萎縮していまい、せっかくの可能性が伸び悩む原因となります。
「また間違えたの?」と言ってしまいそうな時、「いつもより間違いが少ないね」「いつも間違えているところ、できるようになったね」など、子どもの良いところを見つけて声に出してほめる言葉を伝えてみましょう。
子どもの努力をきちんと受け止めることによって、だんだんと、できなかったこともできるようになってくるのだそうです。