うちの子って、本当に気が散りやすいし、集中力が続かない。
そんな風に思うママやパパもいるかもしれません。
でも、その原因が家庭の〇〇だとしたら……。
今回は、ヘルスケア製品メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(以下P&G)と、杏林大学名誉教授の古賀良彦先生との共同研究によって発表された検証結果をご紹介します。
「ニオイ」が集中力を低下させる!?
P&Gと古賀先生が「家庭におけるニオイが子どもの集中力に及ぼす影響」について検証したところ、ニオイが集中力の指標となる脳波「P300」を10.8%も低下させることが明らかになりました。
子どもたちを対象としたテストや実験をご紹介しましょう。
集中力テスト
まず行ったのは、96人の子どもを対象にした「集中力テスト」。臭気判定士が収集・再現した家庭の不快な3大臭(油臭、汗・体臭、カビ臭)のある部屋と、ニオイなしの部屋で計算テスト(内田クレぺリン検査))を実施し、点数を比較しました。
その結果、ニオイなしよりもニオイのある状態の方がテストの点数が低く、特に「汗・体臭」のニオイは、結果に大きく影響することがわかりました。 汗・体臭では約12問も正答数を減らす子もいたのだとか。
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