岩手県はもともとケチケチしているの?岩手県FPに聞いてみた!
岩手県は、全国で一番ケチケチしている結果になりましたが、実際のところどうなのでしょうか?
岩手県出身で、岩手県で活動しているファイナンシャルプランナー(以下、FP)の山坂真由美さんにお聞きしました。
山坂さんは日頃から株式会社FPパートナーのマネードクターとして活動し、別途、キッズマネースクール認定講師としても活躍しています。
今回の岩手県のアンケート調査結果を受け、岩手県のマネー傾向を聞いてみると…?
山坂真由美さん(以下、山坂)「日頃から、お客さまの希望のライフプランを叶えるため、面談時にはキャッシュフロー表(お金の流れを時系列にした表)の作成をオススメしています。
正しく状況を把握するために、年収や毎月の支出、預貯金等を詳しく伺うのですが、華美な生活を送っている方はそう多く見受けられません。
とはいえ、何にお金を使うかという目的がはっきりしている方が多いように思いますので、その目的を達成するために、できる範囲で節約をされているのではないでしょうか。
ただし、自分に合っている節約方法は人それぞれですし、過度な節約がストレスになり、その反動で衝動買いをしてしまうというケースも少なくありません。
また物価の違い等もありますが、厚生労働省発表の都道府県別の賃金グラフをみると岩手県は42位で、全国平均よりも約60万円少ないという結果が出ています。このことから、もともと倹約傾向が強い県民性なのかもしれません。
しかしながら、プレゼントや買い物のように、お金を使う目的が明確なことについて、自分が浪費家のように感じてしまう人が一定数いるとも考えられます」
岩手県の人々は、もともと倹約家であるというのはベースとしてあるようです。そこへ消費税増税がきて、ますます節約意識が高まっているのかもしれませんね。
もちろん岩手県だけでなく、全国的に節約ムードはあります。FPとして、アドバイスをいただきました。
山坂「お金の使い方には、一般的に『浪費、消費、投資』の3つがあります。適切なお金の使い方を身につければ、節約も簡単にできるようになりますし、浪費を減らすことも可能です。上手な家計のやりくり方法を『知る』ことも大切です」
節約に対して、ネガティブなイメージがある人は、勉強する、FPに聞くなどして、知識を身に着ければ、意外と簡単に感じられるのかもしれません。ぜひ取り組んでみましょう!
【取材協力】山坂 真由美さん
マネードクター(株式会社FPパートナー)所属ファイナンシャルプランナー。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、相続診断士の資格を持つ。またキッズマネースクール認定講師として、子どものお金先生としても活躍中。