目標を立てるのは元旦ではなく春分が最適!
実は、目標を立てる日にふさわしいのは、元旦ではないのだとか。
柳川さんによれば、目標を定めるのに最良の日は、「春分の日」。3月20日もしくは21日になります。
春分は、昼と夜の時間がちょうど同じになる日。1年の季節は春分から始まり、最も昼が長い夏至を通過し、秋分でまた昼と夜が同じになり、冬至で夜が一番長くなり、春分に戻るというサイクルになります。
春分はちょうどゼロポイントであり、陰陽のバランスがとれている中道の瞬間。真っ白なキャンバスのようなものなので、これから何かを始めたい人が目標を描くのに適したタイミングなのだそうです。
現在世界共通で使われているのは1月1日を元旦とする「グレゴリオ暦」。これは、もともと宗教的な要素を中心に作られた人工の暦なので、自然のサイクルとは関係ありません。
「春分」を1年の始まりとして生活の中に取り入れることで、本来の自然のリズムに乗った生活ができるというのです。
「春分」で立てた目標は、3ヶ月ごとに振り返ります。「夏至」で目標に応じた発展と成長を目指し、「秋分」で半年間の自分磨きの結果を確認し、社会に役立てる方法を考え、「冬至」で秋分で出た結果の定着をはかる、といった具合です。
大事なのは、季節の切り替えを意識すること。そして、季節の切り替えのタイミングで春分のとき立てた目標を確認して振り返る、ということ。
自然界の大きなエネルギーに乗ることができれば、より生きやすい人生を歩めるそうです。
毎月の新月の日にも細かな目標設定を
春分からはじまる1年の年間計画はスパンが長いので、さらに1ヶ月サイクルでモチベーションを維持することも大事です。
1ヶ月の始まりは1日ですが、これもグレゴリオ暦での話。自然界の流れに乗るためには、意識したいのは「新月」と「満月」です。
太陽の前に月がちょうど重なって、地球から月が見えなくなる天体現象が「新月」。占星術的な観点では、太陽は「人生の目的や目標」、月は「心や感情」を表すそうです。なので、新月のときは「太陽が抱えている人生の目標を、心である月に書き込んでいる状態」と考えられています。
新月は1ヶ月のスタートの日として目標を掲げ、スタートするのに最適な日というわけです。
そして、新月の14日後には満月になります。こちらも西洋占星術の観点では、「新月のときに掲げた目標に対する結果が出る時期」とされています。
ちょうど、春分と秋分のような関係ですね。
新月のときに目標を掲げ、満月に向かって目標の実現に向けて行動し、満月で出た結果をもとに次の新月までにさらなる改善案を実行し、次の新月でまた新たな目標設定……そんなサイクルを意識してみてくださいね。