ピクサー史上最大の挑戦! “頭の中の世界”を描いた『インサイド・ヘッド』
ピート・ドクター史上最大の意欲作と言えば、“頭の中の世界”を見事なアニメーションで描いた『インサイド・ヘッド』。
メインキャラクターとして起用したのは、なんと頭の中の"感情"たち!
「人の記憶や感情の動き=人間の内面と、行動との関係は? 」
「感情が動く時、頭の中で一体何が起こっているの? 」
という難しいテーマを、誰もが楽しめるエンターテインメントとして掘り下げ、見事に描き切りました。
徹底リサーチと、アニメーターの発想力から生まれたキャラクターたち
人間の脳は、現代医学をもってしても、解明されていない部分がほとんど。
制作陣はまず、精神科医や科学者に話を聞きに行き、人間の頭の構造や感情の数を、徹底リサーチする事から始めます。
膨大な感情を思いつくままにキャラクター化して行くも、整理がつかず、"喜び"、"悲しみ"、"怒り"、"嫌悪"、"恐れ"の5つに絞る事に。
まずはそれぞれのイメージを抽象画で描いて行き、イメージを膨らませて形作って行きました。
イメージを形にし、極限までデフォルメ化した感情たち
ヨロコビ=陽気な司令塔で、いつも笑顔でキラキラ輝いている
イカリ=色は激しい気性の赤、重々しくて融通が利かない感じ
と言ったように、イメージを形作った後は、どこまでシンプルにできるか考えられました。
また、ピクサーはとにかくリアリティを大事にアニメーションを作っていきますが、"感情たち"は想像の産物なので、フィーリング優先でOK!
動きに多少無茶があっても、一昔前のカートゥーンのような騒々しさを目指したそうです。
お年頃な女の子の頭の中は、常に騒がしくフル回転しているはずですしね。
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