猫かるた、抜け毛コレクション・・・面白展示がいっぱい

猫写真の「かるた」を発見。初展示となるmatsumotooooooさんの「きなごむカルタ」。可愛らしい猫ちゃんの写真に1文字が書かれている。こちらが絵札というわけだ。

かるたなので読み札が用意されており、照らし合わせて楽しむことができる。例えば読み札「お」なら「お熱測りましょうね~」。

絵札は携帯電話にうつぶせになって、顔を伏せている猫ちゃんの写真となっている。読み札を見ただけでは予想もつかない絵札も。

読み札「ぴ」は、「ぴぃぃーーーん!」。とってもストレート。絵札の方もとってもストレート。全身を伸ばして気持ちよさそうにした猫ちゃんの写真である。見る方も思わず笑顔になってしまう。

注目のひとつが、Ryo Yamazaki(rojiman)さんによる「帽子屋NUKEGE」の『抜け毛コレクション』という企画。猫ちゃんと暮らしている人であれば、ブラッシングで大量の抜け毛が出ることだろう。この抜け毛を何かに使おうと「抜け毛貯金」を行い、溜まったところで「抜け毛帽子」を作成し、コレクションしている。

実物が展示されるのは初めてのこと。これだけの大きさの作品ができあがるまでには、かなりの時間と労力と、そして抜け毛が必要になるだろう。しかし、抜け毛コレクションをきちんとしていれば、年々パワーアップも可能になる。

四宮愛さんによる『スター猫の晩餐』(原画)。タイトルの通り、描かれているのはスター猫たちの面々。中央にいるのは「しょんぼり顔のふーちゃん」。さらに「ニャア伯爵」「ぷー」「悪戯好きのモコ」「うらちゃん」「無重力猫ミルコ」といった猫ちゃん達が描かれている。

どれがどの子かは会場に構図解説が掲げられているので、答え合わせをしてみると良いだろう。この絵にも、かのレオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」のよろしく、何か謎が隠されているかもしれない、とのこと。

あちこちに思わずクスリと笑える猫展示があるので、写真だけでなく注意深く会場を見渡してみて欲しい。