「ねぎらい」の絶大な効果
夫婦問題カウンセラーの筆者のもとに、「夫婦関係の修復」や「嫁姑問題」で相談に訪れる人たちにお話を聞くと、ほとんどの人が相手をねぎらうことをしていません。
相手をねぎらえていないのですから、それよりもハードルが高い「褒める」ということも、もちろんしていないわけです。
相談に訪れる多くの人が、「相手が変わること」を望んでいます。
相手を変えたいと本気で考えているのなら、まずは「自分が変わる」ことが一番の近道なのです。
その「自分が変わる」ための第一歩が、相手を「ねぎらう」ということです。
あなたなら、相手にどんな言葉でねぎらってもらいたいですか?
たとえば、「仕事をしながら家事もして本当に大変だったと思う。子どもたちが立派に育っているのは君のお陰だよ。ありがとう」。
もし、あなたが働く主婦だったら、こんなふうに夫から言ってもらえたら涙が出るほど嬉しくて、今まで以上に頑張る気持ちが湧いてきませんか?
あなたが夫に「ねぎらいの言葉」を贈ったなら、きっと夫も同じ気持ちになることでしょう。
「ねぎらいの言葉」は、凝り固まっている相手の心を、柔らかくほぐしてくれる絶大な効果があるのです。
今日から使える「ねぎらいの言葉」
例1:昨年は仕事で大変なトラブルがあったのに、私たち家族の前でいつも笑顔でいてくれてありがとう。あなたは私の自慢の夫です。
例2:毎日遅くまでお仕事お疲れ様です。疲れているのに、休日も子どもと遊んでくれてありがとう。あなたのお陰で、私も1人の時間を満喫できています。
例3:いつも家事に協力してくれてありがとう。最初は、慣れない家事に苦労していましたね。でも、今では私以上に器用に頑張ってくれているあなたに感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。
例4:仕事も育児も家事も、いつも全力で頑張っているママはスゴイと思っています。これからもできる限り協力していきますので宜しくお願いします。
例5:いつも美味しいご飯をつくってくれてありがとう。結婚した当時は、苦手な料理に悪戦苦闘していたけれど、これほど上達したのは君が毎日頑張って努力してきたからだと思っているよ。
いかがでしたでしょうか。
大切な人に、あなたのオリジナルの「ねぎらいの言葉」を届けてみませんか?
直接伝えることに抵抗があるのなら、「手紙」で伝えてみるのもオススメですよ。