髪がキレイだと全体の雰囲気も美人に見えるもの。美髪を手に入れたい! そう願う女性向けのトークイベントに、美容師で『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)著者の寺村優太さん、ヘアライターで『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)著者の佐藤友美さんが登場。

同イベントで紹介された美髪作りのヒントをまとめました。

最初に、美髪を作るためのルール(自宅ケア編/美容室でのケア編)を教えてくれたのは寺村さん。自宅ケア編からご紹介します。

自宅で美髪を作るケア、3つのポイント

1. 365日(毎日)のシャンプーが髪の未来を変える

「ロングヘアの方なら毛先は4〜5年前に生えてきた髪。そう考えると毛先はもう1500回(365日×約5年)以上洗っていることになりますよね。シャンプーは食事と同じくらい大事。

自分の髪型・髪質に合うものを美容師に選んでもらい、適切なものを使い続けると髪は変わります」(寺村さん)

誰にでも合うシャンプーはなく、一人ひとり合うものは違うからこそ、自分の髪質やなりたい髪質を伝え、最適なものをプロの目で選んでもらうことが、美髪への近道!

2. 「傷んだ髪は治らない」を前提に考える

「そもそも髪は死滅細胞。1〜2年かけてじっくりと長期的に、髪を傷ませないようにケアしていきましょう。

著書『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』に、付録として『髪の履歴書』を付けているのも、長い目で髪のケアに取り組んでほしいからです」(寺村さん)

4〜5年前にパーマをかけたか、縮毛矯正をしたかなど、髪をどうしていたか振り返った上で、本当に必要なケアを選んで進めていくことが大事です。

3. 髪は120度以上の熱で傷む

「健康でしっかりした髪質の髪で、180度の熱で10秒――それを超える熱を当てると髪は傷むという実験結果があります」(寺村さん)

これはドライヤーを当てるときのヒントになります。著書に詳しく書かれているように、ドライヤーは髪から15cm以上離し、はじめに根元から乾かすのが基本。

髪に熱すぎる風を当てると、熱により髪は固くなってしまい、やわらかい髪に戻ることはないのです。