話している相手が沈黙しているときは、「考えているとき」と思い、待ちましょう。まだ言葉としてうまく表せない気持ちを、どう伝えようか?考えているのです。

沈黙になったからといって口を出さず、相手の言葉をじっと待ってください。すると、ぽつぽつとまた何か語り始めるでしょう。

沈黙の後の言葉のほうに、本当の気持ちや本当に言いたいことが隠されているということも、よくあります。

それに、「自分の言葉をじっと待ってくれている」と思うと、人は嬉しいものです。

人の話をちゃんと聴ける人というのは、男性にとってとても魅力的です。

話をちゃんと受け止めてもらえることで、男性は「俺のことを理解してくれている」と思い、愛情が増します。

そうすると、「妻の要望もちゃんと聴こう」という気持ちになるのです。

そう、話を聴くというのは、受動的な行為ではなく、相手の心を掴む行為なんです。

育児に家事にと忙しい毎日を過ごしていたら、「~してよ!」と、夫への要望ばかりが会話の主になってしまいがち。

しょっちゅうは無理かもしれませんが、一週間に一度、一ヶ月に一度と決めて、たまにはゆっくり晩酌してご主人の話を聴いてみては?

聴くことで、みるみる夫の口がなめらかになっていくのが分かるでしょう。
そして、あなたの言うことも聴くようになってくれます。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]