春一番も吹いて、これから過ごしやすい暖かな春が到来!という季節ですが、それとともに花粉もピーク到来となります。
目のかゆみ、鼻のムズムズ…目薬やサングラス、マスクは欠かせない毎日で憂鬱になりますよね。
今回は、これからピークを迎える花粉を“食べて予防”するための食事についてご紹介します。
喉や目の粘膜を保護する働きがある食品
花粉が喉や目に付着するとイガイガ、チクチクして不快ですよね。
咳をして不快感を取り払ったり、目をこすってかゆみを取り除いたりしますが、そうすると刺激や摩擦によって炎症が起こることもあります。
そこで、喉や目のような粘膜部分を保護する食べ物を積極的に取り入れることがおすすめです。
粘膜を保護する働きがある食べ物は、納豆やオクラ、めかぶ、山芋、レンコン、なめこなどネバネバしたもの。このネバネバはムチンという成分で、保水力もあるためドライアイも防いでくれる働きが期待できる。
またウイルスから身体を守る働きもあるので、風邪予防にもなります。花粉症ではない人も、季節の変わり目で風邪をひきやすい時期なので、積極的に食事に取り入れていきたいですね。
腸内環境を保ち、免疫バランスを整えてくれる食品
花粉症は、免疫バランスが乱れることによって起こります。そのため、免疫バランスを正常にすることも花粉予防になります。
免疫バランスを整えるには、腸内環境を整えるのが王道になります。
腸内環境を整えるというと、便秘予防というイメージがありますが、実はそれだけではありません。腸は、免疫を司るホルモンの約8割近くを生産する場所になります。
腸内環境を整えるには、ヨーグルト、チーズ、ぬか漬け、ピクルス、塩麹のような乳酸菌の多いものや、バナナ、キャベツ、玉ねぎ、大豆のようなオリゴ糖を多く含むもの、アボカド、ごぼう、サツマイモなど食物繊維を多く含むものを積極的に食べるといいですね。
アレルギーを抑える働きがある食品
花粉はアレルギーの一種なので、アレルギーを抑えるための食事も心がけたいところ。
ビタミンCはアレルギーを起こす体内物質を減らす働きに加え、炎症を抑える作用もあります。そのため、花粉症の症状を抑えたり、症状によって起こった炎症を早く緩和させてくれたりする働きが期待できます。
この時期旬の芽キャベツや、ふきのとう、菜の花などはビタミンCが多いので積極的に摂りたいですね。
また、イワシやアジなどの青魚にはDHA・EPAなどアレルギーを緩和する良質の油が含まれています。
また、近年話題のエゴマオイルやアマニオイルは、アレルギー症状を緩和する働きがあるので、魚のカルパッチョやマリネで食べるといいですね。