5.何でも否定する

合澤「よくあるのが、パートナーに話しかけても、何でも意見を否定される。パートナーから意見を求められても、結局すべて却下。結局なんでも相手が決めてしまうというお悩みです。

妻に何でも否定され、『自分はこの家で存在価値はない』というところまで感じてしまっている夫の方も少なくありません。

やはり、人は認めて欲しいという欲求があるもの。時には、パートナーの意見があなたと考えが異なることもあるでしょう。しかし、時々でもパートナーの意見を尊重し、吟味して、良いものは取り入れてみましょう。

プラス、『さすが、あなた!目の付けどころが素晴らしいわ!』と褒めてみる。相手を尊重し、認める姿勢で向き合うことこそ、仲良し夫婦でいるための秘訣です」

夫婦円満になる話題と話し方

続いて、合澤さんに夫婦円満になる話題や話し方について教えていただきました。

1.思いやりを持つ

合澤「夫婦円満は、お互いの思いやりの上に成り立ちます。お互いに関心を持ち、感謝やねぎらいの気持ちを忘れず、相手に対して温かい声がけを欠かさないようにしましょう」

2.「聴く」姿勢を大切にする

合澤「話すことも大切ですが、それよりも相手の話に耳を傾ける、聴くという姿勢を大切にしていきましょう」

3.相手に確認してから話し出す

合澤「パートナーに何か相談をしたり、話を聞いて欲しかったりするときは『話を聞いて欲しいのだけど、時間あるかな?』と聞いてからにしましょう。

帰宅してすぐなどに堰を切ったように話をすると、パートナーは、一方的な妻に思いやりを感じず、良い印象は持てません。聴く準備をしてから聞くと、きちんとあなたに向き合って真剣に話を聞いてくれるはすです」

4.人の悪口や愚痴や文句ばかり言わない

合澤「人の悪口や愚痴や文句ばかり言わないように気を付けましょう。いつもそればかりでは、夫婦の会話が楽しいものではなくなっていきます。

日々できることが増えていく子どもの成長ぶりや、お腹を抱えて笑ったできごとなど、いつもメモをしておくと、いざというとき、役に立ちます。ついつい笑顔になるような楽しい話題を選んで、話をしてみてくださいね」

夫婦の会話は、一番身近でありながら、意外とむずかしいものです。もし何らかの悩みを抱えているなら、ぜひ自分からこれらのことをヒントに考え方を変えてみるのも一つの方法といえそうです。

【取材協力】合澤 りえ(あいざわ りえ)さん
夫婦修復カウンセラー。OFFICE AIZAWA代表。
こじれてしまった夫婦関係の修復やパートナーの浮気問題。離婚回避を中心にカウンセリングを行っている。

ライター。美容、健康、グルメなど、今ドキ女性が気になる情報をお届けしています。素朴な疑問を調査したり、専門家に聞いたりして、分かりやすく読者に伝えるのがモットー。