骨格バランスのタイプで重心バランスも変わる!
似合う色がわかったら、次は似合う服の形や、重心バランスです。
そこで重要になってくるのが、生まれつき持っている「骨格」と肌などの「質感」=「骨格バランス」のタイプです。
本書では、「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分けています。
タイプによってスタイルがよく見える重心のバランスのとり方が違うので、骨格バランスを知っておくことが着こなし力UPのためには欠かせません。
重心バランスをとるコツさえ覚えれば、好きな服はもちろん、苦手だと思って敬遠していた服さえも上手に着こなせるようになるそうです。
以下のポイントをおさえて、自分自身のタイプをチェックしてみてください。
ただし、体の作りは十人十色。タイプ別の特徴は細かく示されていますが、あてはまる部分とあてはまらない部分がありますので、細部にとらわれすぎず、全体の印象で判断することが大事だそう。
ストレートタイプの特徴
上半身に重心がある、りんご体形。肩や二の腕、おなかを触ったとき、ムチムチとした感触が。バストの位置が高く、上半身に詰まり感があります。
ヒップは横よりも後ろにボリュームが。横から見たときに体に厚みがあります。
筋肉がつきやすく、ウエストはキュッと1点でくびれています。
ストレートタイプに似合うファッションと重心バランス
ストレートタイプは上半身に詰まり感があるので、重心のバランスを下げて、シンプルな着方をすると、詰まり感が解消されてスタイルアップ。「ちまちま」「ごちゃごちゃ」をやめて、足し算ではなく引き算のオシャレを楽しむのがベストだそう。
素材はしっかりした厚みがあり、張りがあるものが似合います。シフォンやモヘア、凝ったレースやツイードなどは苦手。
ネックライン……下げる(Vネックなど襟を縦に開ける、長いネックレスをするなど)
ウエスト……下げる(ウエストマークするときはやや下め。トップスの着丈も長めに)
足元……重め(フルレングスで長めに。丈が短い場合は靴をポインテッドトゥ、チャンキーヒールにするなど)
ウェーブタイプの特徴
下半身に重心がある、洋梨体形。ヒップが左右に大きく横から見ると凹凸があまりなく扁平ぎみ。下半身に比べて上半身は華奢。上半身に間延び感があります。
太ももが横に張っており、ヒップのトップ位置は低め。下半身が太りやすく、ウエストはなだらかにくびれています。
ウェーブタイプに似合うファッションと重心バランス
ウェーブタイプは下半身に重心があるので、重心のバランスを上げれば下半身もスッキリして見えます。
体の厚みがないので上半身が間延びしがちですが、シフォンやモヘアなどのふわふわした素材、ベロアなど光沢感のある生地を選べば解消できます。デコルテにボリュームのあるデザインをトップスにすると華やかさも。
ストレートタイプと逆で、シンプルにすっきりまとめると地味になるので、アクセサリーなどの小物も取り入れた足し算のオシャレを楽しむのが良いそう。フェミニンな装いが似合います。
ネックライン……上げる(胸元に飾りのある服やアクセサリーを使う)
ウエスト……上げる(ジャストウエストまたはハイウエスト。トップスの着丈も短めに)
足元……軽め(パンツ丈は短め、靴は華奢なものを)
ナチュラルタイプの特徴
上半身にも下半身にも重心の偏りがないバナナ体形。鎖骨がくっきり出ていて、肩の骨や膝のお皿なども目立つ、筋肉も脂肪も感じさせないスマートな体形です。
全体的に骨太で、骨盤も大きめ。頬骨が高く、出ていることも。
ナチュラルタイプに似合うファッションと重心バランス
ナチュラルタイプは重心に偏りがなく、筋肉や脂肪を感じさせず骨がしっかりしているので、ゆったり、ざっくりした作り込みすぎないラフなスタイルが得意です。
麻、デニム、ツイード、ムートンなど質感のある素材で重心を下に引っ張るコーディネートをすると、こなれ感が出ます。タイトなシルエット、きちんと感は苦手。ウェーブタイプと同じくシンプルコーデは地味になりがちです。
素材、デザイン、アクセサリーで足し算のオシャレを。
ネックライン……下げる(首元にゆとりを持たせ、スカーフやネックレスをするなど)
ウエスト……下げる(ウエストはマークせず、着丈を長めに。ゆったりしたワンピースでも)
足元……重め(パンツはフルレングス、靴はポインテッドトゥや甲をおおうサボサンダルなど)
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ゆっくり時間のとれない育児中でも、オシャレは楽しみたいですよね。
自分のことに構ってあげられない時期だからこそ、1日の予定をもとにその日のコーディネートを考える、5分ほどの時間だけでも持つことが、気持ちの余裕につながるかもしれません。
『あなたの好きな服が、似合う服になる ベースカラーと骨格バランスをカンタン診断!』では、ジャケット、カーディガン、シャツなどのアイテムごとに、さらに細かくタイプ別の似合うアイテムを紹介しています。
まずは自分のベースカラーと骨格バランスをチェックし、着こなし上手を目指してみては。