安定した生活習慣「EASYの時間割」は、育児を楽にする?
育児書には生後3、4か月になったら「生活パターンを作りましょう」とよく書かれていますが、生活パターンを作ることは早いに越したことはありません。
早い段階からママと赤ちゃんの間で安定した生活パターンを作り上げることは、赤ちゃんにとっていち早く安心できる環境を作り上げることにもつながりますからとても重要です。
しかし赤ちゃんの体はとてもデリケートであり、急激な変化はそれがストレスにもなります。
ですから、赤ちゃんに無理のない範囲で、出来るだけ早期に生活パターンを作ってあげるようにしましょう。
では、この生活パターンはどのように作り上げていけばよいのか。
トレイシー・ホッグさんは、毎日同じような時間帯に同じ順番でおっぱいを飲んだり、眠ったり、遊んだりすることを勧めていて、それを「EASYの時間割」と呼んでいます。
EASYとは、それぞれの行動を英語の頭文字でつなげたもので、
「E」(Eating)食事や授乳
「A」(Activity)活動⇒オムツ替えや着替え、お風呂、遊びなど
「S」(Sleeping)睡眠
「Y」(Yourtime)赤ちゃんが寝たあとのママの時間
ですが、必ずしもEASYの順番でなければならないことはありません。A→E→S→Yの順番でも良いでしょう。
大切なのは一定のパターンを作ることであり、生活パターンを作りあげれば なぜ今赤ちゃんがこのタイミングで泣いているのかが分かりやすくなり、ママの育児もラクになるそうです。
例えば夕方5時に授乳、その後お風呂、その後オムツ替えとなるパターンが出来上がっている中で5時頃激しく泣いていれば、「そろそろお腹すいているわよね、ごめんね」となりますし、毎日夜8時には睡眠というパターンが出来ていて7時半頃泣いていたら「そうね、そろそろ眠いわよね。」と分かりやすくなります。
つまり、生活パターンさえ作っておけば、ママが赤ちゃんにやってあげるべきことがその場その場で分かりやすくなり、「何で泣いているのか分からない」と悩む必要がなくなり、結果的に育児がラクになるというわけですね。
このように「赤ちゃんのタイプを見極めること」と「生活パターンを安定させること」が、ママの育児を楽しくラクにすることが分かります。
楽しく幸せな育児を実現させるためにも、今日から「赤ちゃんはこうしたら泣き止む」「こうすると喜ぶ」などというような希望的観測は止めて、現実の赤ちゃんの姿と向き合うようにしませんか。
そうすればきっと育児は楽しくラクになると思いますよ。
赤ちゃんと過ごす時間は思っているほど長くはなく、二度と訪れることのない貴重な時間です。そんな赤ちゃんとの貴重な時間を、悩みや苦痛で終わらせることはもったいないですから、ハッピーな時間にしたいですね。