子育て中のママは毎日、家事や育児、仕事で大忙し。目がまわるほどの忙しさの中、何とか全てをやりくりしようと奮闘しています。
共働きが当たり前となりつつある今、ママ達が抱えるストレスはひと昔前とは比べものにならない程強くなっていることでしょう。
そんな多忙な日々の中、夫のことを気にする機会はどれくらいあるでしょうか。
夫は子どもではありませんから、子どもと同じように気に掛ける必要はないでしょうが、夫も家族を守るために厳しい社会の中、相当なストレスを溜め込みながら頑張っています。
夫婦ともに抱えるストレスの種類は違いますが、お互いの環境や抱えるストレスを理解し、支え合っていくことが夫婦関係を良好に保つための秘訣ですが、忙しさのあまりなかなか相手のことを考えた行動が出来ていないのが現実ではないでしょうか。
「幸せ家族」は、夫・妻・子どもの家族全員が、心身共に健康でなければ実現しません。
子どものことばかりではなく、夫のことも少しは気に掛けたいところです。
最近、夫が帰ってこない、もしくは帰りが遅い、休日も仕事と言いながらよく出掛ける・・・といった行動はありませんか?
もしかしたらその行動は「帰宅拒否症候群」もしくはその予備軍である可能性があります。
今回は、関谷透著『帰宅拒否―いい父親ほど心を病む』を参考に、夫を帰宅拒否症候群にしてしまう妻の言動についてチェックリストを交えご紹介したいと思います。
夫を「帰宅拒否症候群」にしてしまう妻の言動とは
帰宅拒否症候群とは、やすらぎの場であるはずの家に居場所がなく、次第に帰宅するのを 拒否するようになる病ですが、今この帰宅拒否症候群の男性が増えていると言います。
その原因のほとんどが妻にあると聞いたらどう思いますか?
同じ環境におかれても、帰宅拒否症候群になってしまう男性と、そうはならない男性がいる中、ちょっとしたことが引き金となり帰宅拒否症候群に陥ってしまう場合があるようです。
では、どんな妻の言動が夫を帰宅拒否症候群にしてしまうのか。
最近夫が帰ってこない、帰りが遅いと思ったら一度チェックしてみてください。
●挨拶の欠如
- 日常的な挨拶をしない
- 出勤する時の見送りをしない
- 夫の発言を無視する
●生活面の管理
- 小遣いを制限したり、使い道をチェックする
- 喫煙、飲酒に対して約束ごとを決める
- 家庭内での夫の居場所を限定する
- 妻が夫の休日の過ごし方を決める
- 夫の交友関係に口を出す
●出世や収入に関する口出し
- 夫の昇進や昇給に対し、過剰な期待をし口にする
- 役職や収入面で、同期社員などと比較し、それを口にする
●家庭生活での不満や愚痴
- 子どもの性格の悪さや成績の悪さを夫のせいにする
- 夫側の親族に対する不満を口にする
- 子どもに夫の悪口や愚痴を言う
いかがですか?
意外と無意識のうちにやってしまっていた行動があるのではないでしょうか。
思い当たる項目が多ければ多いほど、夫が帰宅拒否症候群に陥る可能性が高くなると言われています。
挨拶については気づかないうちお互いにしなくなっている、ということはよくあることですが、挨拶は人間関係を良好に保つために必要不可欠な要素です。
そして、小遣いや喫煙・飲酒・休日の過ごし方の制限、収入に対する不満や夫の悪口を子どもに言う行為などについては、逆に自分がやられたら嫌な思いもしますし、少しでいいから自由にさせて欲しいと思うはずです。
仕事もプライベートもガチガチに制約されてしまえば、病んでしまうことは誰でも想像できることでしょうから、気を付けたいですね。