親ならば誰もが「子どもの能力を伸ばしてあげたい!」と考えるものです。

特に現代においては、小・中学校受験をする子どもの割合も多くなっており、社会では語学力が求められるようになっていることから、早期から学習塾や英会話教室など多くの習い事に通わせることを検討している親も少なくないでしょう。

しかし、実はたくさんの習い事を掛け持ちしなくても、ある習い事1つで子どもの能力を伸ばす基礎を作れることをご存知でしょうか?

その習い事とは、いつの時代も人気の習い事上位に入ってくるピアノ!

今回は鬼頭敬子さんの『子どもがどんどん賢くなる「絶対音感」の育て方』から、なぜ習い事にはピアノが良い?を解明していきます。

ピアノの演奏は”脳の体操”!?

習い事として常に人気のピアノですが、「自分が子どもの頃にやっていたから」などの理由で習わせたいと考えているママが多いはず。

実はピアノは、音楽を自分で演奏するという技術が身につくだけではなく、多くの分野に関連する能力を伸ばす基礎となる行動を自然と習得することができるのです。

ピアノという楽器は両手で違う動きをしながら、楽譜で先を瞬時に記憶して、記憶したところを弾き、さらに目では次に弾く楽譜を見て記憶しています。出典(『子どもがどんどん賢くなる「絶対音感」の育て方』著・鬼頭敬子)

このように、ピアノはただ音楽を奏でるだけではなく、あらゆる行動を同時に行う楽器です。ピアノを弾いているその時、指だけではなく脳を複雑に使っているのです。

多くの作業を同時並行させることで、集中力や記憶力、判断力を身につけることができます。これは、実際に受験勉強などをする際にも、役立つ能力となりそうです。

”手は見える脳である”と言われうように、ピアノを弾くことで脳に良い影響があるのですね。