ピアノで聴力を鍛えることでさらなるメリットが!
ピアノを習うことによって、聴力が鍛えられるということは多くの人が想像に容易いのではないでしょうか?
聴力を鍛えることは、語学力を伸ばす面において大きなメリットがあります。
ピアノを習い音感を身につけることで、普段耳にすることのない外国語などを聞き分ける能力に関しても才能を発揮しやすいのだそう。
英会話教室に通わせたい、と思った時も、まずはピアノで聴力を鍛えておくことですんなりと外国語の勉強に取り組むことができそうですね。
鬼頭さんの教室でも、特に音感の優れている子は、留学経験がないのに英語の発音をネイティブレベルに習得してしまうような子もいるのだとか。
音楽とIQの密接な関係
ピアノを習うことのメリットは語学力や記憶力を身につけられることだけではありません。
「モーツァルトを聴くとIQが上がる」という話をご存知でしょうか?
カルフォルニア大学の研究で、大学生36人を対象にIQテストを行い、10分間モーツァルトを聞かせたのち、再度テストを受けさせたところ、前回よりも平均して8〜9ポイントのIQ上昇が見られたのだそう。しかしながら、この効果は15分後には消えてしまうのだそうです。
一方、絶対音感をつける訓練をすることによって、永続的に子どものIQを10ポイント以上上げられるという研究結果が記されています。
つまり、ピアノを練習し音感を身につけることで、IQを平均よりも高いところに推移させられる可能性が高いということですね。
幼児期からピアノなどで音感を鍛え、IQが高くなることに関して鬼頭さんは、
他のお子さんより頭の回転が良いだけでなく、記憶力、理解力、判断力、直感力を持ち、その力を使いながら、問題解決力を身につけていくことになるので、早い時期からの才能の芽が出やすいのです。出典(『子どもがどんどん賢くなる「絶対音感」の育て方』著・鬼頭敬子)
と語っています。
また、これらの力が身についていることにより、学習効率も変わってくるため、より短い時間で多くのことを吸収できる脳を育てることができます。
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ピアノの習い事一つで、ここまでの効果があるとは驚きですよね!
親は、子どもの能力を伸ばしてあげたいがために、あれやこれや多くの習い事などを検討しがち。しかしまずは小さな頃から、多くの能力につながる基礎となるものをしっかりと築いてあげたいものです。
子どもの一番最初の習い事にはピアノ、ぜひ検討してみてくださいね。
今回紹介した鬼頭敬子さんの『子どもがどんどん賢くなる「絶対音感」の育て方』には、実際に自宅で実践できる絶対音感メゾットや、子どもの未来を願う親にとって身につけておきたい心構えがいっぱい!
子どもにピアノをやらせたい、能力を伸ばしてあげたい、と考えているママはもちろん、子どもの今後を考えて少し焦り気味になっている、なんてママにも手にとってほしい一冊です。