布団に入ってからもなかなか眠らない。寝つきが悪くいつまでも起きている。など、子どもの就寝に悩みを抱えているママはいませんか?
睡眠は子どもの体を形成するうえで必要不可欠の行為。早めに就寝してほしくて頑張って家事を済ませているのに、寝付いたのは結局22時を過ぎてしまった……なんて話も少なくありません。
今回はそんな「寝てくれない」という悩みを改善する入眠儀式について紹介していきます。
1.寝室に行く前に家族・家具・家電に「おやすみ」と言って回る
みなさんは子どもと寝室に行く際のルールはありますか?特にない、というママにぜひ実践してほしいのが「寝室に行く前に家中に挨拶をしてまわる」というものです。
一緒に住んでいる家族が多ければ、一人一人に「おやすみなさい」と言って回るのがおすすめですし、核家族やパパの帰りが遅くママと子どもだけという場合には家具や家電に「おやすみ」といって回りましょう。
「冷蔵庫さんおやすみなさい、トイレさんおやすみなさい、テーブルさんおやすみなさい」などと、おやすみの挨拶をすることによって子どもの中で「これから眠るんだ」という認識をしやすくなります。
また、これを習慣化させることによって挨拶の段階で頭が「睡眠モード」に入り、入眠しやすくなるといわれています。
2.寝る前に「おやすみなさい」をテーマにした絵本を読む
寝る前の定番といえば「絵本」ではないでしょうか?しかし、せっかく眠る前に読むのであれば「おやすみなさい」をテーマにした絵本を読むのがおすすめです。
絵本の登場人物たちが眠っている描写は、子どもに眠るイメージをさせやすいというメリットがあります。また、「さっき読んだ絵本のくまさんも夜になったら眠ってたね」など、絵本の内容を掘り返しながら就寝を促すこともできるのです。
なかなか寝てくれないと「早く寝なさい」とイライラしてしまいがちですが、絵本に出てくる登場人物たちの力を借りれば「くまさんみたいに〇〇も寝ようね」とやさしく声をかけやすくなりますよ。
また、就寝前の絵本を選ぶきっかけとしては「文字数が少ないもの」がおすすめ。たくさんの言葉を聞いているうちに目が冴えてしまうこともあるので、1ページごとの文字数が少ない絵本を探してみてくださいね。
3.1曲だけ歌を歌って布団に入る
眠る前の歌も、入眠儀式の一つとしておすすめできる習慣です。
よく「眠るときには子守歌を謳うと眠りやすくなる」といった話を耳にしますが、これは子守歌そのものが入眠を促すだけでなく「この歌を歌っているときは眠る時間なんだ」というのを認識しているからとも言われています。
そのため、毎日眠る前に同じ曲を1曲歌うことで、「ママがこの歌を歌ったら眠るもの」ということを感覚で判断するのです。
定番の子守歌でもいいですし、穏やかな歌や子どもの好きな歌などをチョイスするのもあり。ママ一人で歌うのではなく子どもと二人で歌って寝る、というのを習慣にしても良いでしょう。