そうなんです。初演のときは、イズミルがキャロルを好きになるまで、どうしたらもっと分かりやすく、限られた時間で描けるんだろうって。本当に皆が考えていて。
キャロルがイズミルに好意をもつ瞬間は、舞台ではカットされているので、恋心が芽生える瞬間を舞台で表現するのは、難しいところです。難しいなぁ…、すごく。（舞台上に思いを馳せて、真剣に考えている佐江ちゃん）
イズミル王子のことを思うと心が苦しい。でも、私にはメンフィスがいる。だからイズミルに対して、申し訳ない感情が生まれる。それで4重唱のパートでも、歌の歌い方が自分自身でも変わってきたりするんです。
自分で考えて舞台上で表現しても、観ている人には伝わらずに、結局、自己満足で終わっちゃうこともあるかもしれません。
うーん。。 後ろで観ている方まで伝わる表現はできないかもしれませんが…。観せるなら、あのシーンだなぁ。。 明日はマモミルだから…、やってみよう!（笑）
こういう感じで初日があけてから、工夫して色んなことに挑戦し始めています。
ーー稽古中にはなくても、舞台に立ってみて初めて生まれる感情ってあるんですね。
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