クローゼットにたくさん服はあるけれど、毎日着る服に悩んでしまう……そんなことはありませんか?
試着室で服を着てもイマイチぴんとこなかったり、もしくは直感だけで好きな服を買ってみたけど手持ちの服との合わせ方がわからなかったり……。
もし、服はあるのにうまく着こなせていないと感じているようなら、自分が本当に似合う服がわかっていない可能性があります。
今回は、『あなたの好きな服が、似合う服になる』の著者、小島葉子さんにインタビュー。人は誰でも自分のベースカラーと骨格バランスを知れば似合う服やコーディネートがわかるという本書の教えをもとに、さらに毎日の着こなしを楽しむコツを教えていただきました!
まずはベースカラーと骨格バランスを知ることから
――この本を出そうと思ったきっかけや、いきさつはありますか?
小島葉子さん(以下、小島):この本は、私からの企画ではなく、出版社さんのほうから企画持ち込みいただいたのですが、コンセプトが、「骨格診断を受けて、自分の好きなテイストの服が着られなくなった人へ向けて」ということで、常々私が声を大にして言いたいこと、ブログで発信していたことだったので、ぜひ書きたいと思い、お受けしました。
出版社さんのほうも、このコンセプトで書ける人、ということで探してくださったようです。
――ベースカラーの自己診断でいちばんわかりやすいのはどんな方法でしょうか。注意するべきポイントもあれば教えてください。
小島:「血色」に注目されるのがわかりやすいと思います。
唇や頬の色が、拙著の扉につけました2色のピンクのカバーの、どちらのピンクと「同系色」になるか、顔の横に並べて比べてみてください。
100パーセントとは言えないのですが、だいたいの方は、同系色のピンクのほうがご自身のベースカラーです。
注意すべきポイントは、その色を顔のそばにあてた時に、顔が若々しく元気そうに見えるかどうか?ですね。
――骨格バランスの診断の際、太っているか痩せているかということは関係ないんでしょうか?
小島:「診断」には太っているか痩せているかは関係ありません。
「似合う服選び」ということになれば、太っているか痩せているかは関係ありますけどね。
骨格バランス診断のポイントは、全体のバランスです。
全身が写る鏡の前に立って、できれば2メートルぐらい離れて全身を見てください。それで、「上半身が詰まっているか?間延びしているか?」をまず見ます。詰まっていたらストレート。間延びしていたらウェーブ。詰まってもいず間延びもしていない、かつ、骨太であればナチュラルです。
その他では、「質感」も大事なポイントですよ。
太ったら固太りするような筋肉の張りがある人はストレート、太ったらぽちゃぽちゃになる脂肪の柔らかさのある人はウェーブ。ほとんど太らない、骨や関節、筋のゴツゴツ感のある人がナチュラルです。