ドライアイを予防するためのセルフケア

ドライアイ気味になったら、セルフケアで改善が見込めます。

パソコンやスマホ等を使用する時間が長い方は、30分くらいに1回画面から目を離し、遠くを見るようにして目の緊張を和らげたり、意識してまばたきをしたり、目薬を使用したりするようにします。

また、蒸しタオルで目を温めることも効果が期待できます。目を温めることで、涙成分のうち脂肪分が出やすくなることで、目表面の保湿効果が期待できます。

部屋は加湿器を使用することで、部屋の湿度がある程度保たれます。職場では、机の上に置けるミニ加湿器や、コップに水を入れて置いておくことも多少加湿になります。

ホテルや旅館で乾燥気味の部屋の場合は、濡れタオルを部屋に干しておくといいですね。

ドライアイ予防のための食事

ドライアイは食事の面からも予防が期待できます。

納豆、オクラ、やまいも、もずく、なめこなどのネバネバしたものは“ムチン”という栄養分で、涙の成分になるもの。さらに保水力もあるので目の乾燥を防ぎ、ドライアイケアに働きかけてくれます。

さらに、サツマイモやナスの皮、ブルーベリーなど紫色の成分はアントシアニンといい、目の疲労軽減効果が期待できます。

これらの食品を毎日の食事に取り入れることで、目の健康を維持することが期待できます。

いかがでしたか。今回はドライアイについてご紹介いたしました。

ドライアイになってしまうと、目が必要以上に疲れやすくなったり、目の乾燥から物が見えづらくなったり、目にゴミでも入っているのかと思うほどのゴロゴロ感を感じたりといった不快な症状が出ることもあります。

放置せず、しっかり適切なケアをしたり、予防法を実践したりすることで改善が可能なことが多い疾患。

目は大切な体の一部なので、たかがドライアイと軽視せず、早めの対処で快適な生活を送りたいですね。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。