4:怒りは不安の裏返し

子どもが突然反抗的な態度をとったり、怒ったりして、どう接したらいいかわからない人はいませんか?

親との会話中、学校でのおもしろくない出来事がきっかけで、男の子は怒りまくることがあります。時には怒りが激しく、大声をあげる、壁を殴るなんてこともあるのではないでしょうか。

このような行動が多くなるのは、中学校から高校の時期に重なるそうです。ティーンエイジャーは、反抗することを怒りのジェスチュアで表現することがあるそうです。力も強くなっているので、拳を壁に当てたら、壁に穴が空いてしまうことも。

この時、壁を壊したという行為だけを取り上げて、お母さんが怒るのはNG。穴をあけてしまった本人も、心の中で焦っていることが多いのです。

怒りは不安の裏返しであり、痛いところを突かれて不安になるから、爆発したくなるそうです。そこで、まずは怒りの根がどこにあるかを探りましょう。その怒りを母親なりに受け止めるのです。

「苦しそうだね」と一言かけるだけでOK。時を改めて、さりげなく学校での様子や最近のイライラの理由の発端を聞いてみると良いそうです。

ただし度を越して乱暴な場合は、カウンセラーなどの専門家に相談しましょう。

5:ルールは自分で決めさせる

どの学校にも校則がありますよね。校則は学校側が決めたルールであり、思春期になると、破ることを考える子が多いそうです。

厳しい校則の学校がある一方で、校則がゆるい学校も存在します。柳沢さんが校長先生を務める開成は、校則が少ないそうですが、ゆるいから規則が守れるというわけではありません。

開成では、自治が行われ、生徒たちで規則を作っているそうです。自分たちで作ったルールなので、よく守るといいます。

校則についてはそれぞれの学校で異なりますが、家庭のルール作りは自由にできますよね。

ゲーム好きな息子に対し、「○時以降は禁止」と親が勝手に決めるのではなく、本人にルール作りをさせるべきなのだそう。それがゆるくても親は受け入れるようにするとのこと。

ただし破ることは許さない、という姿勢を母親は貫くことがポイントになるようです。

自分も思春期を経験したとはいえ、異性である男の子の心理はなかなか理解できないもの。息子の反抗的な態度に「お母さんはどうしたらいいの?」と戸惑うこともあるのではないでしょうか。

書籍『母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方』は、思春期の男の子の微妙な気持ちや体の成長について詳しく解説し、親が何をすべきなのかをアドバイスしています。男の子を育てるみなさん、ぜひ参考にしてみてください。

 ライター。Webニュースメディアや雑誌などで執筆中。得意ジャンルは美容、ファッション、エンタメ、お酒など。またアメリカ、カナダに留学経験があり、海外ゴシップ、セレブ美容にも関心がある。また一児の母であり、産後のダイエットや美容法についても研究中。