2.“もうひとりの自分”と仲良くする
さらに、ダイエットを成功させるのに不可欠なのが、“もうひとりの自分”と仲良くすること。
本島さんは、ダイエットがうまくいかなくて苦しんでいたとき、カウンセラーの方に出会って、お話をする中で、自分の中にいるもうひとりの自分「リトルさおり」がいるのを見つけました。
「リトルさおり」は、三歳ぐらいの本島さん。
「リトルさおり」は、欲求をコントロールして生きる本島さんに、「疲れたよ」「お腹すいたよ」と話しかけ、ときに泣きながら「ご飯食べようよ!」と訴えてきます。
その声を無視し続けると、どうなるか?「もうイヤだ!」とスイッチが入り、大人の自分はどこかに行ってしまい、めいっぱい食べてしまうのだそうです。
このような経験をしたことがあるという方は、多いのではないでしょうか?
そう、「リトルさおり」(リトル自分)は、誰の心にもいます。
ダイエットのストレスからドカ食いに走ってしまう人、走らない人の分かれ道は、「リトルさおり(リトル自分)とどう付き合うか?」にかかっていると本島さんはおっしゃっています。
自分を認めない、ほめない人は、リトルさおりが「食べたいよ」と言っても無視したり、「ガマンしなさい」と叱ってばかり。抑えつけられた我慢はいつか爆発し、かつての本島さんのように、それはドカ食いであらわれます。そうして、また自分を激しく責めてしまうのです。
一方、自分を認める、ほめる人は、リトルさおりが「食べたいよ」と言ったら、いったんそれを受け止めてから、どうするかを考えます。
たとえば、「そっか。お腹すいたんだね。何食べたい?」と話しかけます。そうしてもうひとりの自分と話し合い、「じゃあ、ちょっとだけチョコ食べようか?」「ランチはシャリが少なめのお寿司にしようか?」と、リトルさおりも納得できる食事をできるので、無理なく楽しくダイエットを続けられるというわけです。
自分をほめる「ほめぐせ」は、「リトルさおり(リトル自分)」と仲良くしながらダイエットを成功へと導いてくれるのです。
「それ、何のためだっけ?」
育児に家事に仕事に……と忙しい毎日を送っていると、ついついダイエットをはじめた目的を忘れてしまいがち。
そんなときは、魔法の付箋を活用しましょう。
魔法の付箋とは、「それ、なんのためだっけ?」という一言をメモした付箋です。
本島さんは、これをノートパソコンや、机の隅などにあらかじめ貼っておくのだそうです。
すると、「甘いものが食べたい」と思ったとき、「あれ、なんで甘いものを控えているんだっけ?そうだ、ダイエットして、あの服が着てみたかったんだよね」と、そもそもの目的に立ち返ることができます。
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自分に寄り添う「自分ファースト」の「ほめぐせ」ダイエットは、身体や心の声に耳を傾けながらダイエットができるので、少しずつ、でも確実にやせることができます。
「どんなダイエットを試してもうまくいかなかった」「やせない自分を責めてばかりいる」というママは、今日お伝えしたことを参考にしてみてくださいね。
また、今回ご紹介した本島さんの著書には、食材や食品選びのコツ、「ほめぐせ」を身に付けるための「ほめぐせワーク」など、キレイに確実にやせていくためのノウハウがたくさん載せられています。ご興味のある方はご覧になってみてくださいね。