3.「オフィスにいるほうが楽」と感じたママ

「家で仕事すると集中できないし、煮詰まっちゃうから、オフィスにいるほうが楽」と話すのは、共働きのDさん。

活発な性格のDさんは、もともと独身時代からあまり家にこもることはありませんでした。結婚してママになってからも、国内外への旅行を楽しみ、自分の仕事もずっと持っていたいと考えるタイプです。

自粛制限が解除されてからも、Dさんはテレワークとなり、「会議もZOOMでやっちゃうから全然外出する必要がなくなった」とポツリ。

インドア派であれば、すべて自宅でまかなえる環境は天国のようだと感じることもあるかもしれませんが、じっとしているとむしろ疲れてしまうDさんにとって、現在の状況はしんどいようです。

さらに、ご主人もテレワークで家にいて、お子さんもいる環境のため、Dさんはストレスが溜まっているのだとか。早く以前のように出社して、のびのびと動きたいと考えているそうです。

4.「いまだからできることが増えた」とポジティブなママ

いつどこで誰が感染するかわからない、コロナ禍の現在。日頃から、できる限りの対策をしながら、それぞれの生活を送っています。そんな「いまだからできることが増えた」と話すのは、もともと自宅で仕事をしている、自営業のEさん。

家がベースとなっているEさんは、心地よく過ごせる工夫をすることが得意なタイプ。

保育園に通うお子さんもいますが、登園自粛になると「一緒にいる時間が増えてうれしい」と思い、ご主人の仕事も半分は在宅となって「家族の時間が少しでも多くなった」と、いつもポジティブです。

そんなEさんだからなのか、家族も仲が良く、いろいろな変化に対応している様子。こんなご時世だからこそ、置かれている環境でできることをやろうと思うスタンスは、とても気持ちいいものだと思いました。

いろいろな立場によって、コロナ禍の影響を受けての現状に対して、考えることもあるかもしれません。それぞれの家庭において、できる範囲で、負担にならない毎日を過ごしていきたいものです。

みなさんにとって、すてきなファミリーライフを送れますように。

大阪生まれ。出版社勤務後、ライター&編集者として独立。エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)2024年4月1日発売。音楽、日本・韓国などのドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。公式サイト