コロナ休業中に失効したポイントやクーポンが延長で救済されてるかも! でもタイムリミットは要チェック!
あなたの貯めてきたポイント、有効期限は大丈夫?
コンビニ、スーパー、ドラッグストア……私たちはあらゆるシーンでポイントカードを提示しています。あるいは年パスやクーポンを使って割引をゲットしていることもあります。
ところが、今回の新型コロナウイルスの影響を受けて、お店自体が利用できなくなってしまったケースが生じました。たとえば
- 「来週行こうと思って、失効間近のスタバのポイント(スター)を、引き換えクーポン(eTicket)にしておいたら、休店になってしまい期限が来てしまった!」
- 「あと1回行けばお得になる予定の年間パスポートだったけれど、施設が休業になってしまったので、元がとれなかった!」
なんてことが起こったわけです。
これ以外でも、ポイント全体の期限が「最後に来店してから1年」のようなお店で再来店するチャンスが失われたというケースも考えられます。
日本全体ではポイントの規模は年間2兆円ともいわれています。そのうちの一部であるあなたのポイントが消えてしまったとなれば、これは大変なことです。
多くのポイントや年パスが期限延長に対応!よかった!
しかし大丈夫です。閉店や休園期間中に失効してしまったポイントについては使用期限が延長されたり、年パスの期限がその分延長をされるなどの策を多くの企業や団体が発表しているからです。
先ほどのスタバのケース、実は私の例ですが、閉店になってからすぐメッセージがあり、期限の延長される旨が公表されていました。
博物館や美術館、アミューズメント施設のパスポートなども期限延長に対応しています。上野科学博物館や上野動物園のような公的な施設では、休園期間中の延長を発表しています。民間の水族館もおおむね同様の取り扱いをしているようです(サンシャイン水族館など)。
東京ディズニーランドは休園期間中に重なってしまった日時指定パスや、有効期限が休園期間中に到来してしまったパスについては、払い戻しもしくは再来園パスポートに交換すると発表しました。年パスも延長もしくは払い戻しを検討するとしています。
まずは、自分の保有するポイントカードをチェックしWEBサイトにアクセスするか、ポイントカードのスマホアプリを起動してみましょう。それぞれポイントやクーポン、年パスなどの取り扱いについて発表しています。
期限が気になるものとしては、株主優待などもあります。居酒屋や飲食店の株主優待では「○月末まで○%引き」のようなクーポンを何枚も発行していることがあります。お店が休業していた場合は、基本的に期限延長されていると思いますので、企業のWEBサイトをチェックしてみてください。
意外なところでは、市区町村から公布されたクーポンが期限延長されていることもあります(私の居住地では風疹抗体検査の無料クーポンが3月末に期限切れでしたが1年延長するとしています)。
ただし落とし穴も! 「延長後の期限切れ」に注意が必要
しかし、安心はまだできません。「延長期限のさらに期限切れ」というリスクもあるからです。
私たちは外出頻度が下がっているため、今までだったらよく寄ったお店に顔を出さなくなっています。
たとえばテレワークが増えたため、会社の近くあるいは乗換駅の駅ビルで買い物しなくなった、という人がたくさんありますが、この場合、寄り道していたお店のポイントやクーポンが期限延長されていても「やっぱり行かなかった」という可能性があります。
私が今焦っているのは、先ほどのスタバのeTicketに交換したポイントです。再発行されたのはいいのですが「利用期限 20/7/22」とあることに7月に入ってから気がつきました。うっかりしていたら再失効していたところです。
クーポンタイプは使ってはじめて、割引になるわけですから失効してしまわないよう、使用期限を確認して、期間内に使い切りましょう。
また、未使用のポイントが貯まっている場合でも「最後の来店(利用)から1年」をポイント保持の期限としている場合、要注意です。これは来店して何か買い物をすれば、ポイントの失効期限が1年延長されることになるのですが、半年に一度くらいしか使わないお店や駅ビルのポイントは注意が必要です。
実は何千ポイントもためていたものを「気がつけばゼロ」とならないようにしたいものです。