Photo:新保勇樹

“2020年夏”だからこそのセットリストで魅了したフラカン

恒例の「メンバー紹介&ひとりずつMC」を経て、ライブ・アンセムが並んだ後半ブロックへ。ドローンによる空撮映像が、ここから織り込まれるようになる。

Photo:新保勇樹

「最後にゃなんとかなるだろう」の最後でグレート、「絶対なんとかするぞー!!」と絶叫。「チェスト」を終わらせて「最高の夏」に入るところでは、圭介が「今年はコロナで最低の夏だったけど、今夜だけ、最高の夏!」と叫ぶ。

Photo:新保勇樹

通常のライブであればおそらくここが本編の締めであろう「YES,FUTURE」から、「早くライブをやれるような世の中になったらいいな、という思いを込めて」(圭介)「なんとかなりそう」へ。今こんな状況に陥っている2020年夏だからこその、セットリストである。

「なんとかなりそう」の前に圭介は、「早くライブやりたいけど、かといって、あせってもしょうがないし。ただ、バンドは、いかなることがあっても続けます」と、改めて宣言した。

Photo:新保勇樹

「今年は祭りがなかったからな」(グレート)「そう、この1曲に今年の祭りを集中させるぞ!」(圭介)という言葉から始まった最後の曲は「真冬の盆踊り」。間奏で圭介、ステージを離れ、アリーナの最後方まで歩いて行く。

そして「いろいろ住宅事情があるから」と、「スタンド」「アリーナ」ならぬ「賃貸」(小声で)「分譲」(大声で)に分けて、画面の前のオーディエンスに「ヨサホイ」コールを求める。曲の後半でまたステージを離れ、今度は歌いながら、全力疾走でフロアを一周した。

Photo:新保勇樹

「貴重な時間をありがとうございました。今度は全国どっかで会おう!」(グレート)

「それまでお元気で!」(圭介)

と言い残し、4人はそのままハイエースに乗り込む。カメラが車内映像に切り替わり、クルマは横浜アリーナを出て行く。

「ご視聴ありがとうございました!またお会いしましょう!みなさんにいい事がありますように!(俺達にも)」という圭介手書きのメッセージが画面に現れ、2015年12月19日の日本武道館以来だった、フラカンにとってのこの大きなトライアルは終了した。

Photo:新保勇樹

今後、フラワーカンパニーズは、9月1日新代田FEVERの『月刊フラカンFEVER』から、人数制限ありで徐々に通常のライブ活動を再開。11月には、4月から延期になった東名阪ホール・ツアーの振替公演も控えている。

フラカンの横浜アリーナ -リモートライヴ編- 〜生き続けてる事は最大のメッセージ!〜

2020年8⽉27⽇(⽊)@横浜アリーナ

セットリスト

1.⽩眼充⾎絶叫楽団
2.脳内百景
3.深夜⾼速
4.⾺⿅の最⾼
5.DIE OR JUMP
6.いましか
7.履歴書(新曲)
8.感情七号線
9.発熱の男
10.ハイエース
11.最後にゃなんとかなるだろう
12.チェスト
13.最⾼の夏
14.YES, FUTURE
15.なんとかなりそう
16.真冬の盆踊り

※8月30日(日)23:59までアーカイブ配信中。
auスマートパスプレミアム会員限定でお得な割引も!

視聴チケット

<購入期間> 8月30日(日)19:00まで
<料金> auスマートパスプレミアム会員 2,300円(税込) 一般 3,300円(税込)
※auスマートパスプレミアム会員はau以外をご利用の方でもご入会いただけます。
(月額499円(税抜)/初回30日間無料)