ファンなら絶対に知っておきたい!名作の裏話
誰もが知る名作『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』。
作品の裏側や制作秘話を知る事で、観返した時に新たな気づきや発見が得られるのも、本作の魅力です。
あの"超名曲"が、カット予定だった?!
例えば、『リトル・マーメイド』の名曲の数々は、作品のプロット(物語の大筋)を5分読んで、一気に全曲作られたといいます。
また、アリエルが陸の世界への憧れを歌う「パート・オブ・ユア・ワールド」は、スローで子供が飽きる、という理由で、当初カットされる予定でした。
ですが、一貫したテーマをアリエルに歌わせる事が重要で、夢や願望を表す歌は必要不可欠。
ここからいわゆる「I want...」ソングが誕生し、リプライズで何度も歌い上げられる「パート・オブ・ユア・ワールド」は、私たちの心を強く打ちました。
知られざる数々の制作秘話
ハワードは40歳という若さで、HIVによりこの世を去りました。
病気は彼を蝕み続け、一旦止まっていた『アラジン』の制作が再開したころには、指の感覚がなくなり声が出せず、目も見えなくなっていたと言います。
アラジンが王子として華やかにアグラバーに登場する楽曲「アリ王子のお通り」は、病室で作られたものでした。
『美女と野獣』の頃には移動が困難で、制作現場の全てを自分の住むNYに移してもらい、命を削りながら制作に携わっていたそうです。
彼がどれだけの情熱で作品作りに向き合っていたか、数々の名場面ひとつひとつに、どんな熱量が込められていたのか。
本作を観てから『アラジン』や『美女と野獣』を観返すと、またひとつ違った角度で大きく胸を打たれました。
歌詞の単語ひとつ取っても、徹底したこだわりで制作されていたのが分かって、また説得力が増すんですよね。
大好きな作品の裏側と、ハワード・アシュマンという1人の天才の生涯を、ぜひ本作で見届けてみて下さい。
アリエルのことも、アラジンのことも、ベルのことも、もっともっと大好きになれました。
『ハワード -ディズニー音楽に込めた物語-』ディズニープラスで配信中。