0~5歳人口あたりの待機児童率

0~5歳人口あたりの待機児童率

2015年の国勢調査において0~5歳人口あたりの待機児童が占める割合を算出したところ、前年同様に神奈川県葉山町(3.66%)が1位となり、続いて2位は千葉県富里市(2.49%)、3位は中央区(2.30%)の順となりました。

葉山町は認可保育所の整備を進めているものの、新規の受け皿の確保が追い付いていない状況があるといいます。2位の富里市では、待機児童数が2018年に6人まで減少したものの、2019年に43人、2020年は56人と2年続いて増加傾向にあります。

また、東京都の中央区は待機児童の問題が深刻化しています。これは、湾岸エリアの開発に伴い20年間で5歳未満の人口が3倍以上に急増し、保育施設の整備が追い付いていないことなどが要因と考えられています。

待機児童率の高い市区町村は、なかでも東京都の北多摩エリアに集中しています。東京23区では中央区以外はすべて1%未満となったのに対し、三鷹市、調布市、小金井市、小平市、国分寺市、狛江市は1%を超える結果となっています。

関東 0~5歳人口あたりの待機児童率 ワースト5

1位 神奈川県葉山町
2位 千葉県富里市
3位 東京都中央区
4位 東京都三宅村
5位 東京都清川村

全体的には待機児童は減少していますが、新しく開発が進められている地域や子育て世帯が多く住んでいる街では、どうしても受け皿が追い付かないということもあるようです。

しかし、2019年まで待機児童数1位が続いていた世田谷区のようにさまざまな施策によって「待機児童0」を達成することができることもわかりました。

働くママにとっては待機児童は死活問題。

現時点で待機児童が多い地域でも、世田谷区のように市区町村が待機児童問題に力を入れていれば、ランキングも変わってくる可能性が高いので、お子さんの保育園を考えているなら、こういった情報をチェックしていきたいですね!

今回は「待機児童マップ関東版2020」をご紹介しました。

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。