「年下彼氏」との結婚で気をつけたいこと
1: 収入の差などコンプレックスを刺激する話題はNG!
前述の女性に「気をつけていること」について質問すると、
「どうしても私のほうが年収が高くてそこを夫は気にしているので、話題になっても『家計が安定していればいいじゃない』と話しています。
結婚してわかったのは、男性は想像以上に収入の差を気にするということ。
それだけ“大黒柱”の意識があるのだろうなと思うけど、変な劣等感を持ってほしくないので大きな買い物は必ず夫の意見を聞いて決めています」
と答えてくれました。
女性のほうが年上の年の差婚は、社会的な面で男性が引け目を感じがちです。
収入など今すぐ変えようがないことでは、夫がコンプレックスを持っているとわかったら刺激しないことが正解。
お付き合いしているときはあえて気にしていない素振りを見せていても、いざ結婚すると劣等感から逃げられずに悩む男性もいます。
前向きな夫婦関係を続けるためには、年上の女性のほうが配慮を考えたい点もあるのですね。
2: 結婚や子どもについて、正面から話し合える関係を築く
37歳で8歳年下の男性と結婚した女性は、
「今の夫と付き合いはじめた当時は35歳で、それまで考えていなかった結婚や出産を意識するようになりました。
付き合って半年くらいのとき、別れられる覚悟で『結婚して子どもがほしい』と打ち明けたら、彼氏だった夫は『俺もそうしたい』と言ってくれて。
あとで聞いたら夫も結婚や子どもについて交際が始まったときから考えていたようで、『でも女性にとっては大きなことだし、俺からはなかなか言い出せなかった』と話してくれました。
結局、入籍より先に妊娠して“できちゃった婚“になったけど、今も後悔はありません。
年齢が離れているからこそ、結婚や子どもについてきちんと話し合えることが大事かなと思います」(39歳/自営業)
自分が経営するお店にお客として来てくれていた男性と交際、結婚したこちらの女性は、「8歳も年の差があれば、交際はしても結婚はお互いに考えられないだろう」、と思っていたそうです。
しかし、お付き合いが進むうちに、この人となら……と感じるようになり、思い切って自分の気持ちを伝えたことが、結婚への一歩となりました。
妊娠や出産など、女性の体に負担のかかることは確かにデリケートな話題であって、男性から気持ちを尋ねることは難しいかもしれません。
だからこそ、しっかり向き合える心が年の差での成功には不可欠です。
女性の気持ちへの答えをはぐらかしたりごまかしたりするような男性では、たとえ結婚しても望んだ生活を叶えるのは難しいとも思います。
ふたりの人生について正面から話し合えるかどうかは、夫としてふさわしいことを見極める重要なポイントといえます。
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年下彼氏と結婚し、今も幸せな生活を続けている女性は、年の差がもたらす現実をとらえる心構えができています。
10歳以上の年の差でもうまくいくのは、ふたりの絆が結婚前からできているからです。そこが一番の成功ポイントといえますね。