「俺の彼女はあまり器用なほうじゃなくて、手料理を作ってくれるときもたまに失敗することがありました。

俺は『作ってくれるだけでうれしいし、気にしないよ』と返すのですが、彼女が申し訳なさそうに謝るのが気がかりでした。

俺の誕生日に彼女が部屋に呼んでくれることになって、外食しようよと提案したのですが、彼女が

『私が作る』と言い出して。

何でもありがたく食べようと思っていたら、作ってくれたのは俺の大好物のラザニア。

難しいし手間がかかることを知っていたのでびっくりしていると、

『どうしても食べてほしくて何度も練習した』

と言ってくれて、“ああ本当にこの子が好きだ”と強く思いました。

彼女の誕生日には、好きなものを聞いて何でも贈ろうと思っています」(27歳/営業)

こちらの男性は、筆者にこのエピソードを話してくれた後で「花も一緒に贈りたいのだけど、生花よりプリザーブドフラワーのほうがいいかな」と尋ねました。

彼女の愛情をしっかり受け止めているからこそ、自分も本気で“お返し”がしたいとあれこれ考えるこんな彼氏、本当に素敵だなと思います。

料理の腕の良し悪しより、幸せなのは自分のために努力してくれること。

こんな姿勢が、良い絆を作るのだなと実感します。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line