「彼女と付き合って初めての誕生日。前もって予定を確認すると、空いているとのことだったので、デートの約束をしていました。

しかし、誕生日の1週間前に俺の仕事でアクシデントがあり、当日は休日出勤をしなければいけなくなってしまって。

彼女は快く了承してくれたのですが、俺的には残念な気持ちが勝っていました。

その1週間、終電を過ぎても残業をしたり、早出をしたりして、土曜日の夕方には時間が空けられることに!

彼女は土曜日は家でゆっくりする予定だと言っていたので、サプライズでケーキとプレゼントを持って彼女の家を訪れることにしたんです。

合鍵をもらっていたので、あえてチャイムを鳴らさずに彼女の家に入る方が彼女も驚くだろうと思い、そうしたのが別れの始まりでした……。

鍵を開けて入ると、玄関には男物の靴が。

まさか、と思い呆然と立ち尽くしていると、鍵が開いた音を聞いて彼女が出てきました。

『これ、誰の靴?』と聞くと、彼女はしどろもどろ。そうこうしているうちに、男が背後からやってきて、『こいつ誰?』と俺のことを彼女に尋ねたんです。

そこからはもう修羅場(笑)。もう1人の男は、以前から彼女に言い寄っていた彼女の知人だったようで……。

誕生日を1人で過ごすのが寂しすぎて、家に呼んだと言うんです。たしかに、俺が会えなかったことが悪いんだけど、いくら寂しいからって家に男を呼ぶ? と苛立ちました。

関係を持ったのか問い質すと、彼女は否定していましたが、男が関係を持ったことを告白。男の告白で、彼女も諦めて事実を認めました。

そこからの彼女は逆ギレの連続で、しまいには、『だって仕事だって言ってたじゃん! 急に来る方が悪いよ!』と。

浮気をしたこともショックでしたが、その一言が1番傷つきましたね。

彼女の家を後にする時に、『今日で終わりだから』と告げました」(32歳/企画)

たしかに彼氏が突然訪れることをしなければ、こんな事態にはなりませんでしたが、彼氏の行動は、誕生日を家で1人で過ごすことになってしまった彼女を喜ばせたい一心から起きたこと。

継続的に続いていた浮気ではなく、出来心から起きたことだったとしても、一気に信用を失いますし、彼氏の気持ちが冷めてしまうのも当然です。

アパレル、広告代理店勤務を経て、ライターに。自分や友人の経験をもとに恋愛記事をメインに執筆中。好きなものはファッション、美容、映画。ディズニーリゾートの近くで生まれ育ったため、ディズニーリゾートに行くことがストレス発散法なディズニー女子。