男の「鈍い」は「かわいい」

女子でいう「かわいこぶりっ子」が「鈍い男ぶりっ子」です。

彼は、男同士の世界では鈍いキャラではいないはず。鈍い男はできない男と同義ですから。

これは男には見せず、女に見せるキャラということですね。

かわいい男子でいるとモテるから、いい気持ちでいられるからそう演出しているのです。

「気づいていなかった」は拒否ではない

よく考えてみて。男は「あいつ俺のこと好きだぜ」とすぐ考える生き物です。

勝手に「お前、俺のことが好きだよな」と勘違いされて困ったことがある女子も多いはず。

「あんたじゃないよ!」と言いたいのに、その気になっていた……そんな自信過剰な考えなのに「君の気持ちにまったく気づいていなかった」なんてありえないでしょう。

つまり、そんなフリをしている嘘つきですが、拒否しているわけではありません。心地よい関係を長く続けるための、ちゃっかり屋の嘘つきです。

とりあえず一緒に遊んだりはしたいわけです。

まとめると

  • 関係をはっきりさせたくないだけ
  • 草食系男子や純情男子に見えるので都合がいい
  • 実はモテたい人で、他の女子にもこのように振る舞っている。もしバレても「気づいていなかった」で話が終了

そんな彼らの攻略法は「私も鈍いの」と同じように振る舞うこと。あまり仲良くしないで線は引いておくのです。

今まで鈍いと思い込み、気持ちに気づいてもらおうと積極的になっていたなら、改めます。
楽しかった気分に水を差されて、彼は戸惑い物足りなくなってきます。

「物足りないな。やっぱり付き合わないといい思いはできなさそうだな」と思わせましょう。それを続けて根負けさせるのです。

「でも、本当に鈍い男子もいるんじゃないの?」と思ったあなた。……それは本物の純情男子ですね。

そのような男子はまず、恋愛っぽい雰囲気で普通に過ごしたりできないので、それで判断してくださいね。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。